通級担当に必要な3つの視点|学担・特支コーディネーター・通級を使いこなす方法

はじめに

こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂

今回のテーマはこれです。

なぜ私が通級担当になったのか?

・・・・・。
「興味ねーよ」とか言わないでください笑
私が経験してきたことで、あなたの役に立ったり共感したりできる部分がきっとあるんじゃないかな。

本記事を読むことで、

通級担当として大切な視点は何か?

が分かります。

私は、通級担当に必要な視点は「3つ」だと思っています。
それぞれについて、フェーズとして分けてお話していきますね☝️

通級担当として必要な視点1つ目。
それは、「学級担任」の視点です。

学級担任の視点とは何か?
それは、

学級という集団の中で、子ども達をどう伸ばすか

です。

普通に考えれば、学級には30人程度の子ども達がいます。
どれほど小規模の小学校でも、クラスに2人以上はいる。
だから、学級=集団なわけです。
この「集団」の力はすごいんだ。
集団のダイナミクス、とも言えばいいでしょうか。

  • 1人の発言がきっかけとなり、授業の深みや内容の理解が深まった
  • 1人ではできない・やろうとしない子が、みんなの励ましにより取り組めた
  • 4月はバラバラな集団だったのに、3月にはみんなで助け合える集団になった

これらはほんの一例。
こういった経験は学級担任をされたことのある先生方であればきっと分かるはず。
集団ならでは、ですよね。
私はこの「集団のダイナミクス」こそが学級の良さ、だと考えています。

集団の力で子どもが伸びる経験

私の教師生活のスタートは学級担任でした。
あなたもそうですか?

毎日、子どもたちの笑顔や泣き顔、成長の瞬間を間近で見ながら授業や生活指導に全力を注ぐ日々。
特に、3年目までは本当にがむしゃらでした。
良いと聞いた教材や指導法はすぐに取り入れ、実践しまくっていました。
それでも、上手くいかないことばかり…。
ただただ毎日をやり過ごすことで精一杯。

今思い返せば、とても苦しい日々でした。すごくしんどかった。
でも、良いこともありました。
それは、

集団の中で子ども達は伸びる。集団の力はすごい。

に気付けたことです。

集団の中で子どもは伸びる。集団の力で子どもを伸ばす。

これが、通級担当として必要な1つ目の視点(学級担任)です。

初めての異動を経験して3年目、私は特別支援教育コーディネーターの校務分掌を任されました。
それまでは主に体育的行事とか特別活動とかを担当していましたから、まぁまぁな抜擢だったと思います笑
ただ振り返ってみると、特別支援教育コーディネーターと体育/特活担当の両者には共通点もありました。
それは、

学級や学年を越えて、学校全体を見渡して子どもを動かす

ということです。

体育/特活担当も特別支援教育コーディネーターも、子ども達へのアプローチは違えど、「学校を動かす」という点では同じです。
体育的行事だったら運動会とか、特別活動だったら児童会活動とかですね。
特別支援教育コーディネーターであれば、学校全体を見渡して担任や保護者と連携しながら子どもの支援方針を決定・調整するとかですね。

全体を見ながら個を見るスキル

特別支援教育コーディネーターとして私は、改めて「学級や学年を越えて、学校を見渡し動かす」大切さと重要性を学びました。
さらにもう1つ学べたことがあります。
それは、

一人ひとりに合わせた支援を考える

ことです。
特別支援教育って、ほんと「個」ですもんね。

つまり私は、特別支援教育コーディネーターとして「学級や学年を越えて学校を見渡し」ながら、「一人ひとりに合わせた支援を考える」ことをやっていたわけです。
一見真逆のことをやっているように思えますし、実際そういう部分はあるのかもしれません。
ただ、両極端のことを経験することでバランスが取れる。
物事ってそういうところがありますよね。

全体を見ながら、個を見る。

これが、通級担当として必要な2つ目の視点(特別支援教育コーディネーター)です。

実は担任時の私は、通級に対してこんな思いを持っていました。

通級って何をしてるのか分からない…1人しか相手にしてないし、めっちゃ楽なんじゃ…。


あなたも思ったことあるでしょう⁉️
え? ないって?
嘘だっ‼️
きっとあるはずだっ笑‼️

まぁ、こんな考えを昔は持っていた私ですが…。
考えが変わるきっかけがあったんですよ。
なにかというと、担任していた子が通級を利用していたんですね。
通級で具体的に何をしているのか、当時はよく分かってなかったんですが、その子は毎回楽しそうに通級に行って、楽しそうに帰ってきてたんですよ。

  • 勉強じゃなくて、ゲームしてるんやろな。だから楽しいんやろ。
  • でも、さすがに45分間ずっと遊んでるわけじゃないよな。何してるんやろ?
  • そういえばこの子、ちょっとずつではあるけど、変化してるなぁ。

こんなことを考えるようになり、通級に対していろいろな思いや疑問、興味が出てきました。

全体指導の限界を感じたとき

で、ちょうどその頃、私は悩んでたんです。
何にか?
学級での全体指導です。
限界を感じ始めてたんです。

どう頑張っても、学級全員の力を一律に高めることは難しい…。


この事実は間違いないなと。
諦めてるわけではないですよ。
むしろ、全員が分かる・できるを目指したい。
でも…「子ども達の限界」もあるし、「私の指導力の限界」もある。
全体指導で救えない子達には、どう指導したらいいんだろう…。
つまり、私の中で「個別指導」の芽が出始めてたんでしょうね。

学級の中で困っている子は、個別指導で救われることがある。
そして、その場として通級は非常に可能性がある。

これが、通級担当として必要な3つ目の視点(通級担当)です。

で、まぁそんな折、管理職から「通級担当をやってみないか?」と声がかかったんです。
管理職も、悩む私の姿を見ていたのかもしれません。
私の返事はもちろん、「はい、やってみたいです」。

…とかっこよく書きましたが、ここから大変な日々が始まりました笑

よくある質問(FAQ)

Q. 通級の先生に必要な視点やスキルって何?

通級担当に必要な視点は大きく3つあります。
 ①学級担任の視点(集団の中で子どもを伸ばす経験)
 ②特別支援教育コーディネーターの視点(学校全体を見渡しながら個別支援を考える力)
 ③通級担当の視点(個別指導で子どもの力を伸ばす専門性)
です。この3つが重なることで、通級担当として質の高い指導ができるようになります。

Q. 学級担任の経験は通級担当に活きる?

はい、大いに活きます。
というか、学級担任としての経験値がないと、通級担当としては少し厳しいとすら思います。
学級担任として「集団の中で子どもが伸びる」経験をしたからこそ、通級で個別指導した成果が学級でどう発揮されるかをイメージできます。
学級担任の経験があるからこそ、学級担任の気持ちや大変さが分かり、スムーズに連携できるのです。

Q. 通級担当はどんな経歴の人が多い?

多くの通級担当は、学級担任としてのキャリアを経て通級担当になっています。
中には特別支援教育コーディネーターや特別支援学級担任の経験がある方もいます。
どのような経歴であっても、「学び続ける姿勢」と「子ども一人ひとりに寄り添う気持ち」が最も大切です。

学級担任としては「学級という集団の中で、子ども達をどう伸ばすか」という視点。
特別支援教育コーディネーターとしては「学級や学年を越えて、学校を見渡し動かす」という視点。
そして、「個別指導の必要性と通級にはすごい可能性がある」という視点。

これら3つの視点は、通級担当としてすべて大切です。

これらの視点を既に持っておられるあなたも、まだ持っていない・意識できていないあなたも。
これらの視点を持ち合わせる・意識することで、目の前のその子の力を最大限引き出して伸ばすことができるようになっていきます。

大丈夫‼️

日々、意識することで3つの視点は身につけることができます。
一つずつ取り組んでいきましょう。
一歩ずつ前進していきましょう。

一緒に頑張っていきましょう😊

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