VCI(言語理解)が低い場合、通級ではどんな指導ができる? その①|通級ラボ15

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こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂

今回のタイトルに「VCI」って入れましたけど、何のことか分かりますか?
通級担当をやってたら、何度も目にしたことがあるでしょ〜笑
そう、WISC知能検査の結果の1つです!
(※正確に言うなら「主要指標の1つです」になりますが、まぁ細部は一旦置いておきますね😅)
と言われても…英語とか苦手やし…。
なーんて人も一定数いると思います。
なるべく丁寧に説明していくので、ご安心を。

そもそも、VCIってどう読むの?
「ブイ、シー、アイ」です。
えっと、このくらい丁寧に説明しようと思っています笑
真面目にね。
だって、恥ずかしくて聞けない人だっているでしょ?
「VCI(言語理解)」って書いてあるけど、VCIを言語理解って読めばいいの?」
って思っちゃう人がいても不思議ではないと思うんですよ。
私もそういう経験があるから、そう思っちゃう人がいてもバカにすることはしません。
真面目に説明していきますから安心してください☺️

VCIを日本語にすると、「言語理解」です。
VCIと言語理解は同じことを表していますよ😁
だから、専門家たちが「VCIが〜〜〜」と言っていても、「言語理解が〜〜〜」と言っていても、同じことを指しているというわけ☝️

こういう内容が理解しきれていなかったり、難しかったりする通級担当は多いはず。
というわけで、今回から新シリーズ👏‼️
どんなシリーズか?
それは、

WISC知能検査を、通級での指導でどう活かせばいいのか?

です。

これまでの記事では、通級担当がぶつかる壁を中心にお話してきました。
通級担当であれば、誰もがぶつかる壁=課題に対してどうすればいいかをお伝えしてます。
これはもちろん大事。
というか、まずは誰もがぶつかる壁をある程度乗り越えないとキツい笑
通級担当全員に関わる内容、といった感じですかね。

今回からは、もう少し個別性が強くなります。
どんな指導をすればいいのか?なので。
どんな指導をすればいいのか考える上で、その子がどんな実態なのかを知ること=アセスメントが必須ですよね。
でも、「アセスメント…またカタカナかぁ…」って人もいると思うんですよ。
でも大丈夫。
WISC知能検査の結果が手元にあるんだったら、客観的なアセスメントの70点くらいは取れてると考えていいです。
ラッキー!ですね笑

問題は、70点くらい取れているものを、実際の指導にどう活かすか?
これですよね。
あなたが悩んでいるのは。
「なんか折れ線グラフみたいなものと数字は分かるけど…それで…???」
みたいな笑

そこで、今回のテーマはこれです。

WISC知能検査の結果を、どう活かせばいいのか? 〜VCI(言語理解)編〜

本記事を読むことで、

VCI言語理解の結果を、通級の指導でどう活かせばいいのか?

が分かります。

検査結果を通級での指導に活かせるようになると、通級担当の楽しさが更にアップ!
では、VCI編の内容を見ていきましょう。

「そもそもVCI(言語理解)って何?」
こんな人もいると思います。
あなたはどうですか?
もし、分かっていなかったとしても全然恥ずかしいことじゃないですよ🙂
とても簡単に説明するならば…

言葉を使って考える/意味を理解する/説明する力

になります。

子ども達が学校生活を送るうえで、言葉を使わない状況なんてあるのでしょうか笑?
意味を理解しなくても良い授業なんてあるのでしょうか笑?
話して説明しない・書いて説明しない授業なんてあるのでしょうか笑?

もうちょっと具体的な学校生活場面で考えてみましょうか。
以下のような場面、日々ありますよね?

  • 文章題を読んで問題を解く。
  • 国語や道徳などで、「あなたの考えを書いてみましょう」と言われて書く。
  • 「今日の3時間目は〇〇に変更です。理由は△△だから。なので、4年生のみんなは□□してね」の内容を理解する。
  • ペアやグループでの話し合いで、自分の考えを話す。
  • 友だちとスムーズに流れに沿った会話をする。
  • 友だちとトラブルになった時、怒った理由や経緯を順序立てて説明する。 など

こういう場面は日々、というか毎時間のようにありますよね💦
学級担任してたら「何で間違う!?」とか、「はよ答えてよ!」とか、やきもきする時もあったはずです笑
VCI(言語理解)が低いとこれらが全てしんどい、ということになるわけです。
ってことは、

VCI(言語理解)が低いと、学校生活、特に授業中のしんどさが目立ってくる

ということになります。

かといって、学習が「全然できない」というわけではないですよ。
できるかもしれないけど、友だちが70%くらいのパワーでできることを100%でやり続ける、といった場面が多くなるわけです。
…しんどっ笑
笑い事じゃないけど…😅

VCI(言語理解)が低い子達は、しんどさを毎時間のように感じ、毎時間頑張り続けながら学校生活を送っている可能性が高い
この事実を、通級担当は理解しておかねばなりません。

VCI(言語理解)の力は、更に細かく分けることができます。
ざっくり、2つの力に分けることができます。
1つは、

言葉の意味を理解し、言葉で説明する力
       (※「単語」という検査内容です)

で、
もう1つは、

言葉の共通点を見出す力
       (※「類似」という検査内容です)

です。

ただ、残念なことにVCI(言語理解)の数値だけを見ても、2つの力のどちらが強いのか/弱いのかは分からないんですよ💦
(※倫理規定?として、2つの力(=下位検査)の結果は開示してはいけない、みたいな決まりがあるみたいですね)

「VCI(言語理解)の力が低いことは、数値を見たら分かる。じゃあ、通級でどんな指導をしたらいいの?」
を考えようと思うと、2つの力(単語/類似)のうち、どっちが弱いのかが分からなければいけません。
じゃないと、的確な指導はできない。
うーん…どうすれば…???

方法はあります。

所見を読む

ということです。
所見ってのは、文章でいろいろと書いてあるやつです笑
検査をした心理士が書いてることが多いですね。
見たことあります?
それが、所見。
所見があれば、ラッキー‼️
例えば、こんなことが書いてあるかも。

  • 検査中は教示を理解できないことが多く、「え?」や「わかんない」等と言うことが多く見られました。
  • 検査者に説明する時、本児は分かっていても言葉が出てこない様子で、「えーっと…」と言うことが多かったです。
  • 「こんな感じ」と説明するなど、感覚的には理解している様子でしたが、詳しく説明することは難しかったです。 など。

これらはつまり、「単語」の力が低いですよ、ってことを書いてるんです。

じゃあ、こんなのは?

  • 例えば「りんごといちごはどこが似てる?」に対して、「どっちも赤い」と答えるなど、見た目の共通点にとらわれた内容を多く答えていました。
  • 「◯◯と△△、どっちが好き?」と尋ねると答えられましたが、「〇〇のどんな所が好き?」と尋ねても答えられませんでした。
  • 自分の経験を話す時、「えっとね…それでね…」と何度もつぶやくなど、話をまとめるのに時間がかかっていました。 など

これらはつまり、「類似」の力が低いですよ、ってことを書いてるんです。

WISC知能検査の結果があるのであれば、ぜひ数値だけではなく、所見を読みましょう。
全部を読むのがしんどければ、まずはVCI(言語理解)について書いてある部分だけでも読み込んでみましょう。
上述したような文が出てくれば、「きたっ!」とガッツポーズしてください笑
なぜなら、弱い力を探り当てることができたので通級での指導が考えやすいだけでなく、的確な指導ができるからです。

VCI(言語理解)には、2つの力が含まれている。
2つの力は、「単語」と「類似」である。

VCI」(言語理解)については、まずはこれを覚えましょう☝️

あぁ…今回も話していると楽しすぎて、前半部分の「VCI(言語理解)の概要」しかお話できませんでした💦
後半部分の「VCI(言語理解)が低い場合、通級ではどんな指導ができるか?」については、次の記事でお話しますね😀

今回はVCI(言語理解)の概要をお話しました。
こんな関係性になっています。

  • 心理検査 > 知能検査 > WISC知能検査 > 
        FSIQ(フル スケール IQ:全検査IQ) > VCI(言語理解) > 単語/理解

太字にした部分だけを今回はお話しました。

VCI(言語理解)の力は、言葉の力。
言葉の力は、学校生活のあらゆる場面で求められる。
だから、VCI(言語理解)が低い子たちはさまざまな場面でしんどさを感じている。
この事実を、通級担当であるあなたは知っておく必要がある。
目に見えにくい事実だけれど。

そして、通級で何ができるかを考える時、WISC知能検査の結果や所見は強力な武器になる。
だって、それだけで70〜80点くらいのアセスメントができているから。
だから、しっかり読もう。読み込もう。

じゃあ、単語や類似という力に対して通級でどんな指導ができるのか?
これについては、次の記事でお話します‼️

大丈夫!

一緒に頑張っていきましょう😊

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