VSI(視空間)が低い場合、通級ではどんな指導ができる? その①|通級ラボ20

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こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂

今回からは新シリーズ!
ん?
シリーズ?
シリーズというか…WISC知能検査活用編の「新」シリーズ、という意味です。
ややこしいですね笑
細かいことはどっちでもいいって笑?
細かいことにこだわったり気付けたりするから、通級に来てる子達の小さな変化にも気付けるんじゃないですか!!

っていうやや無茶な前振りは置いておいて…🤣
今回からは、WISC-Ⅴ知能検査を構成する指標の1つである「VSI」を扱います。
「ブイ エス アイ」って読みます。
日本語では「視空間」とか、「視空間指標」って言いますね☝️
あなたは見たことありますか?
まぁ正直、通級担当なら見たことはあってほしい…笑
って圧をかけるのはやめますね。
だって、当たり前と思われていることや「恥ずかしくて今さら聞けない…」とか、そういうことをなるべく丁寧に解説・説明するのがこのブログですからね。

VSI。
あれ?
この前はVCIを扱ってなかったっけ?(※VCIの記事は👉️こちらから
そう、見た目がほとんど同じなので混乱するんですよ…💦
VSIとVCI。
パッと見、一緒やん! どっちがどっちなん!

私もWISC-Ⅳ(ウィスク フォー)がⅤ(ファイブ)に変わった時、覚えるのに苦労した人です…😓
私はVCIとVSIを覚え分ける時に「VSIのSは、視空間のS」って覚えました
空間→SIKUUKAN→SIKUUKAN→VSI。
こういうことですね😁

あなたの手元にWISC知能検査の結果はありますか?
WISC知能検査の結果が手元にあるんだったら、客観的なアセスメントの70点くらいは取れてると考えていいです。
ラッキー笑!

問題は、70点くらい取れているものを、実際の指導にどう活かすか?
「なんか折れ線グラフみたいなものと数字は分かるけど…それで…???」
ってなってるあなた笑

今回のテーマはこれです。

WISC知能検査の結果を、どう活かせばいいのか? 〜VSI(視空間)編〜

本記事を読むことで、

VSI(視空間)の結果を、通級の指導でどう活かせばいいのか?

が分かります。

VSI(視空間)の理解を深めて、通級での指導に活かせるようになりましょう!

「そもそもVSI(視空間)って何?」
って聞かれて、あなたは答えられますか?
はい!
って人。
ここから下は読まなくていいです笑 大丈夫笑

いいえ!
って人。
うん、親近感が湧きますね笑
私も「VSI(視空間)って何かを説明して」って言われたら、「う”っ…」ってなります😅
だから、VSI(視空間)が何なのかよく分かってなくても全然恥ずかしいことじゃないですよ🙂

VSI(視空間)って何か。
とても簡単に説明するならば…

目で見た情報を、頭の中で、組立て直す力

になります。

子ども達が学校生活を送るうえで、目で見ない状況なんてあるのでしょうか笑?
目を閉じて読み書きしたり、作業したりする授業なんてあるのでしょうか笑?
目で見ずに平仮名・カタカナ・漢字・数字などを覚えられるのでしょうか笑?

もうちょっと具体的な学校生活場面で考えてみましょうか。
以下のような子たち、いますよね?

  • 文字(特に漢字)をバランス悪く書く。
  • 文字(特に漢字)の大体は書けているが、線が一本ないとか突き出さない所を突き出ししたりして書く。
  • ノートのマスや行におさめて書くことが難しく、ズレたりはみ出したりして書く。
  • 算数科の計算はできるが、「箱の形」や立方体などの「立体」、「線対称・点対称」などの理解が著しく低い。
  • 図画工作科の立体制作や、遠近感のある絵画などが難しい。 など

あなたが学級担任をしていた時も、通級担当の今も、こういう子いるでしょう?

VSI(視空間)が低いと、学校生活のさまざまな場面でしんどさを感じることが増えます。
ってことは、VCI(言語理解)が低い時にも言いましたが…

VSI(視空間)が低いと、学校生活、特に授業中のしんどさが目立ってくる

ということになります。
VCI(言語理解)もVSI(視空間)も低かったら、教科学習でかなり頑張り続けても理解・定着が低くなります。
市販テストで言えば、低学年なら7割(70点)、中学年なら6割(60点)、高学年なら5割(50点)…なんて状況が生じてきます。
きつい…きついよ、これは…。
学校行くの、嫌になるよね…💦

VSI(視空間)が低い子達は、特に教科学習でしんどさを毎時間のように感じ、毎時間頑張り続けながら学習している可能性が高い
この事実を、通級担当は理解しておかねばなりません。

VSI(視空間)の力は、更に細かく分けることができます。
ざっくり、2つの力に分けることができます。
1つは、

見て、分解して、組み立てる力
 (※「積木模様」という検査内容です)

で、
もう1つは、

頭の中で組み立てる力
 (※「パズル」という検査内容です)

です。

ただ、残念なことにVSI(視空間)の数値だけを見ても、2つの力のどちらが強いのか/弱いのかは分からないんですよ💦
これはVCI(言語理解)もその他のFRI(流動性推理)などの結果も同じです。

通級で的確な指導をするには、積木模様の数値が低いのか、パズルの数値が低いのかを知る必要がある。
うーん…どうすれば…??

方法はあります。

所見を読む

ということです。
所見があれば、ラッキー‼️
例えば、こんなことが書いてあるかも。

  • すぐに作業し始めるものの、正確に構成するまでに時間がかかっていました。
  • 「ここは△やから…」など一部の特徴に注目する一方で、全体のまとまりを捉えることが難しそうでした。
  • 位置関係を把握することが難しい様子が見られ、「こう?」「あ、こうかな」などと修正を繰り返す様子が見られました。 など。

これらはつまり、「積木模様」の力が低いですよ、ってことを書いてるんです。

じゃあ、こんなのは?

  • 頭の中で形を組み合わせる時に時間がかかっていました。
  • 複数の選択肢を同時に比較して、頭の中で考えることが難しかったです。
  • 頭の中で図形を操作しながら判断することに時間を要しました。 など

これらはつまり、「パズル」の力が低いですよ、ってことを書いてるんです。

WISC知能検査の結果があるのであれば、ぜひ数値だけではなく、所見を読みましょう。
なぜなら、弱い力を探り当てることができるので通級での指導が考えやすいだけでなく、的確な指導ができるからです。

VSI(視空間)には、2つの力が含まれている。
2つの力は、「積木模様」と「パズル」である。

VSI(視空間)については、まずはこれを覚えましょう☝️

まぁここまでを読んでも、「結局、VSI(視空間)ってナンダ…???」とか、「通級ではどんな指導をしたらいいんだ…???」だと思います💦
言い訳じゃないですけど、WISC−Ⅴ知能検査の内容をなるべく分かりやすく説明するのって、難しいんだよ…笑

とはいえ、通級でどんな指導が考えられるかは知りたいですよね。
それは、後半部分の「VSI(視空間)が低い場合、通級ではどんな指導ができるか?」でお話しますね😀

さて今回は、VSI(視空間)の概要をお話しました。
こんな関係性になっています。

  • 心理検査 > 知能検査 > WISC知能検査 > 
      FSIQ(フル スケール IQ:全検査IQ) > VSI(視空間) > 積木模様/パズル

太字にした部分だけを今回はお話しました。

積木模様やパズルという力に対して通級でどんな指導ができるのか?
これについては、次の記事でお話します‼️

大丈夫!

一緒に頑張っていきましょう😊

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