✋ 通級担当が最初にぶつかる5つの壁
こんにちは、ねこもみじです。
通級担当として、10年以上・100人以上の児童を指導してきました。
その経験を、現場で頑張っている・悩んでいる通級の先生方に少しでも還元できたらと思っています。
今回は、私が通級担当になって最初に直面した 「5つの壁」 についてお話します。
🗓 異動と同時に、初めての通級担当
通級担当になって2年間くらいは、毎日が手探りでした。
特に最初の数か月──1学期は本当にしんどく、記憶がないほど。
しかも私の場合、初めての通級担当と異動が同じタイミング。
異動はそれだけでもストレスが多いのに、さらに…
- 📌 新しい役割(通級担当)
- 👦 新しい子ども達
- 📚 慣れない教材準備
- 🕒 慣れない1日の過ごし方
- 🗣 担任や保護者とのやり取り
「これで合ってるのかな?」「どうしたらいいのかな?」という不安を抱えながら、ただ走り続けていました。
今振り返ると、その背景には共通する “5つの壁” がありました。
🧩 壁1:通級担当としての役割・振る舞い
通級担当は、学級担任とは全く違う立場・役割です。
この事実は、通級担当として頑張っているあなたにはきっと伝わるはず。
「1日どう過ごせば?」
「空き時間は何をしたらいいんだろう…」
「え?この場面では、私はどこまで関わっていい?」
迷う場面は数え切れません。
職場で孤立しないための関係づくりや立ち位置の保ち方──これが壁1です。
👦 壁2:対子どもの指導
チャイムが鳴り、子どもが来る。
「え?何を指導すれば…」
なんとか1時間終えると、また次のチャイム。
次の子ども。「え?どうしよう…」
この繰り返しで、あっという間に1日が終わる。
あなたはこんな経験ありませんか?
一人ひとりの特性や個性、学年や年齢に合わせた指導内容・方法──これが壁2です。
📚 壁3:教材・運営の工夫
有名な教材や研修で学んだ方法は知っている。
実際に試してみた。
でも…
「子どもと盛り上がれますよ〜」「いい教材ですよ」と聞いていたのに、なんかうまくいかない…。
そう、「知っている」と「目の前の子に合わせて活かせる」は別物。
教材をどうアレンジして効果的に使うか──これが壁3です。
🤝 壁4:対保護者の関わり方
立ちはだかる壁は、職員室や子ども達だけではありません。
そう、保護者との関係です。
保護者と信頼関係ができ、家庭での支援が増えると、子どもの変化は驚くほど速くなります。
保護者とどう信頼を築くか──これが壁4です。
💙 壁5:自分のメンタルをどう保つか
最後は、自分自身です。
通級担当という独特な立場、難しい仕事内容、評価されにくい環境…。
気持ちが沈むことも多い。
むしろ、沈むことの方が多い。
自分自身のメンタルをどう保つか──これが壁5です。
📝 まとめ
これら5つの壁は、私が通級担当として実際に経験したリアルな課題です。
現場で頑張っているあなたにも、きっと共感できる部分があるはず。
次回からは、この壁を1つずつ取り上げ、具体的な事例や乗り越え方を詳しくお話しします。
🎯 次回は、壁1についてお話します。
一緒に頑張っていきましょう。
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