通級担当がぶつかる壁③【教材活用の難しさ】と乗り越え方 その②|通級ラボ10

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こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂

今回は、前回の続きです。
テーマは、

通級での教材選びと教材活用をどうするか?

です。
(※前回の「教材選びの2つのポイント」については、👉️こちらをお読みください)

本記事を読むことで、

教材選びの2つのポイントと、教材「選び」と「活用」の違いについて

が分かります。

教材を選ぶ時の2つのポイントは理解できた。
そのポイントを意識して教材も注文した。
手元に届いた。
とりあえず、この辺からコピーして使ってみよう。
そう考えて準備もした。
さぁ、教えてみよう。
・・・・・。
ん??
なんかしっくりこないな…。
この教材、あかんのちゃう??

あなたはこんな風になってないですか笑?
その要因を、一緒に探っていきましょう🙂

教材選びの2つのポイントを押さえて教材を選ぶことで、まぁ大きく外すことはないでしょう。
つまり、あなたの教材を「選ぶ」というスキルは高まったわけです。

なんだけど。
選ぶだけでは、的確な・効果的な指導をすることはできません💦
大事なことなので、もう一度言いますよ。

教材を選ぶだけでは、的確な・効果的な指導をすることはできません。

これを本当の意味で理解している通級担当がいかに少ないことか…😭

良い教材を知った=良い指導ができる。
良い指導ができるから、子どもが変容するはず。

こんな風に考えちゃう人が一定数、いや、通級担当でも多数なのでは…と私は感じています。
んなわけないのにね笑
だってもし、「良い教材を知った=良い指導ができる→子どもが変容する」んだとしたら、極論、通級担当いらんやん笑🤣
だって、良い教材を生成AIとかに与えて子どもを指導してもらったらいいんだから。

でも、そうじゃないでしょう?
通級担当がその子と向き合って指導することで、その子の学級適応を高める指導ができるんです。

じゃあなぜ、良い教材=良い指導ではないのか?
それは、

目の前のその子の実態に合わせて、教材を「活用」できていないから

です。

教材をただ「使っている」だけってことです。
どういうことか?
もうちょっと詳しく見ていきましょう。

通級では教材を使うのではなく、活用することが大事。

この考えは、学級担任だけをやっていると分からないと思います。
だって、学級担任は指導書が推奨するプリントや市販のテストがあるから。
プリントやテストを「30人いる子たち1人1人の実態に合わせて作ろう!」なんてことをやっていたら、正直死にますよね笑
現実的ではない。
これは理解できますよね?

でも通級では、目の前のその子の実態に合わせて教材を活用しないといけません。
やや強めの表現ですが、もっかい言います。
活用しないといけません。
なぜなら、教材を活用して指導できることが通級担当の専門性の1つだからです。

「でもでも…教材を活用するって、どうやったらいいの?」
という声が聞こえてきます。
ごもっともですね。
説明します。
例えば、こういうことです。

  • 難しい内容からでなく、目の前のその子が「解ける、簡単!」や「もう終わり?」、「もっとやりたい!」と言うレベルまで戻って準備する
    (その子の実態によりますが、2学年以上下の内容を扱うくらいがいい場合が多いです)
  • 1つの課題で用意したプリントが5枚あるとしたら、最初の3枚は簡単レベルで、次の1枚はちょっとレベル上げて、最後の1枚はやや難しいかなレベルで、と段階を用意する
  • やや難しいレベルのプリントに手こずるようなら、やらせきるのがその子のためと考えず、「よし!今日はここまででいいよ」などと思い切って量を減らす
  • 「ここができてないよ」とあえて指摘はせず、黙って指差し→その子が気付いたら「気付いた?」「さすが!」「気付けるってことは頭が良くなってる証拠だよ」等と褒める
  • 最初はその教材に載っている教え方・方法・手順を守るが、その子の反応を見ながら教え方をカスタマイズする(=1つの教え方に固執しない)

通級において教材を活用するとは、こういうことです。
イメージできますか?

「この教材で子どもの意欲を高める・子どもを変える」。
これが、教材を使っている段階。
「この教材を使って、子どもを変えるために自分の教え方・関わり方を変える」。
これが、教材を活用している段階。
ぜんっぜん違うことが分かりますか?
教材を活用しようと思ったら、あなた自身の関わりを省みる必要があるんです。

また、教材を活用できているかの評価基準は明確です。
それは、

目の前のその子が主体的に課題に取り組み続けているか

どうか。
これだけです。

あなたが教材を「活用」できているとしたら、その子は45分間主体的に楽しく、さまざまな課題に取り組み続けていることでしょう。
反対に「この勉強を頑張ったら、このゲームしよか」とか、「この勉強を頑張ったら、タブレットしていいよ」とか、こういった関わりばかりをしているとしたら、あなたの指導は真剣に見直した方がいいです。
教材を「活用」できていれば、そんなごほうびをぶらさげなくても、子ども達は主体的に取り組み続けますからね。
これは、私の経験から間違いなく断言できます。(※自慢ではありません。事実です)

改めて言います。
通級において「教材を活用する」とは、

目の前のその子の実態に応じて、通級担当であるあなたが関わりを変えながら指導する

ということです。

さて、あなたは「教材を活用」していますか?

今回はちょっと強めの表現もあえて使いました。
だから、もしかしたらちょっと「どよーーーーーーーーん…😱」とした気分になっているかもしれません。
そうだとしたら、ごめんなさいね🙏

「子どもを変えるために自分の関わりを変える? そんな甘い対応してるから、子どもらが調子に乗るんや!」
っていう意見は、現場に間違いなく一定数(もしかしたら一定以上)ありますよね?
正直に言って、こういう意見・相手と、このブログを読んでいるあなたの価値観は相容れないと思う笑
だから、極力関わらなくていいと思う笑

そんな相手にエネルギーを使うのは、全く生産性がない。
あなたの大切な時間・思考を、そんな相手に使うのはもったいない。
だから、あなたはあなた自身の言動を日々振り返りながら、教材を「活用」できるよう、頑張っていきましょう☺️

私だって通級担当になって最初から教材を「活用」できていたわけじゃないから。
日々振り返り、努力を続けながら、3年目くらいから活用でき始めたかな、という印象。

だから、落ち込む必要も焦る必要もありません。
ちょっとずつ、一歩ずつ前進していきましょう。

大丈夫!

一緒に頑張っていきましょう😊

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