こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂
さて、今回は前回の続きで
です。
前回はですね、指導の難しさを解説するあまりテンションが上がってしまい…
後半の「乗り越え方」についてお話できなかったんですよ…笑😅
(※前回の「通級での指導の難しさ」については、こちらをお読みください)
というわけで、気を取り直して今回は後半です!
本記事を読むことで、
通級での指導の難しさとは何か。
そして、どのように乗り越えていけばいいのか
が分かります。
通級での指導は難しい。
確かに難しいけど、乗り越えることはできます。
乗り越えるっていうか…指導の難しさに向き合ってたら自分が成長していく、というイメージが近いかもしれません。
では、内容を見ていきましょう!
通級指導の難しさを乗り越える! 方法①【目的を明確にする】
通級で何を教えるのか?
これを考えるのが本当に難しい。
そしてしんどい。
時間もかかる。
あなたもそうでしょう?
だからきっと、この記事・ブログを読んでいるわけで笑
そんな時は、こんな問いかけを自分にしてみましょう。
「(小学校において)通級で指導する目的ってなんだろう?」
目的。つまり、そもそも論ですね。
でも、「目的」はめっちゃ重要。
なぜなら、物事の本質だから。
さぁ、あなたは「通級で指導する目的は何ですか?」と問われて、どう答えますか?
すぐに答えられますか?
否。
結構難しいはずです。
そんな時は!!
文科省の出番だっ!!
文科省は通級による指導の目的について、
障害のある児童生徒が自立を目指し、学習上または生活上の困難を主体的に改善・克服すること
と説明しています。
うん、やっぱりね!
私が考えていたのとぴったり一緒!
・・・・・。
なーんてことを知りたいわけではないですよね笑?
通級で指導する目的。
私なりの回答。
その子が学級で力を発揮する(=学級適応する)ため。
これです。
そのためにわざわざ、週1回程度取り出して、45分間、通級という特別な場で、その子に特化した指導をするわけです。
あなたの回答と比べてみて、どうでしたか?
もちろん、私の回答が「正解」だと言うつもりもないし、そもそも正解はありません。
でも、「通級の目的は学級適応」というのは長年の私の経験からかなり的確だと断言します。
「通級で指導する目的は、その子が学級で力を発揮するためです。」
と明確に答えられるようになりました。
では、次の問いかけ。
通級でこの指導をすることで、学級でどんな変化が出る?
具体的に考えた方が分かりやすいですよね。
よし、では現在、通級で指導している子を一人思い浮かべてください。
そして、その子にやっている指導を一つ思い浮かべてください。
思い浮かべましたか?
え?
思い浮かべてない?
ダメです笑
思い浮かべてください笑
では、もっかい聞きますよ。
「通級でその指導をすることで、学級でどんな変化が出ますか?」
どうですか、すぐに答えられますか?
さらには、明確に答えられますか?
私は「言葉がなかなか出てこず質問されてもすぐに答えられない子」を思い浮かべました。
そして、「言葉を増やす指導」を思い浮かべました。
その上で、私だったらこのように答えます(※あくまで一例です)。
- この指導は、語彙を増やすことでクラスで教科書を読んで理解につなげたり、先生の話を聞いて内容を理解したり、自分の言葉で説明したりする変化をねらって行っています。
今行っている一つ一つの指導について、このくらい端的に答えられるようになれば、あなたの指導のレベルは間違いなく高まります。
ほんとだよ笑
通級指導の難しさを乗り越える方法。
1つ目は、
通級で指導する目的や、今行っている指導の目的を考え、言語化する
ことです。
これができるようになってくると、あなたの指導レベルも周囲に対する説得力もぐーんと上がります。
何度も言うけど、ほんとだよ笑
通級指導の難しさを乗り越える! 方法②【45分間をパーツに分けて組み立てる】
目的を言語化するのも難しいけど、実際の指導はもっと難しいよ…💦
って声が聞こえてきます。
うん、その通りです笑
でも、これも以下の考え・仕組みを取り入れることで乗り越えられますよ☝️
どんな仕組みか?
それは、
45分間を、5〜10分間のパーツに区切って構成する・組み立てる
ということです。
具体的に説明しますね。
知能検査などの心理検査結果がないと仮定します。
担任と話すなかで、以下のような話が出てきました。
- 授業中、話を集中して聞けないんですよ〜。
- 字が汚い。本人は読めるのかもしれないけど笑 丁寧に書こうとすると時間がかかるんですよ〜。
- 姿勢も悪いし…。
あなたが指導している子の中にもきっといるよね、こういう子笑
今回は分かりやすくするために、あえてこれだけの情報をもとにパーツで構成してみます。
(※本当は、もっといろいろな情報を集め、分析しないといけませんよ)
以下のような感じ。
- 授業中、話を集中して聞けないんですよ〜。
- →①「聞き続ける」という経験をしたことがないのかもしれない。注意を持続させたり内容を記憶したりする指導をしてみよう!
- 字が汚い。本人は読めるのかもしれないけど笑 丁寧に書こうとすると時間がかかるんですよ〜。
- →②そもそも見たい物を正確に見れていないかもしれない。眼球運動のトレーニングをしてみよう!
- →③形を正確に捉えられていないかもしれない。線つなぎなどの指導をしてみよう!
- →④字が汚いのは手先に不器用さがあるのかもしれない。手先の器用さを高める運動や運筆の力を高める指導をしてみよう!
- 姿勢も悪いし…。
- →⑤座るための筋力がそもそも低いのかもしれない。座位保持につながる運動の指導をしてみよう!
- →⑥もしかしたらバランス感覚が育っていないのかもしれない。バランス感覚を高める指導をしてみよう!
こんな風にパーツに区切ると、45分間がひとつながりではなくて、45分間が6つのパーツになります。
ってことは、45分間÷6パーツ=約7分間程度。
7分程度なら、子どもも集中を切らさずに取り組むことができますよね🙂
ただ、絶対7分!ってことちゃうよ笑
これが、5分間×6パーツ=30分間でもいいんです。
残った15分間は、「思ったよりも運動面の課題が大きそうやな。よし、運動の指導をさらに細かく区切って”運動①”と”運動②”に分けてみよう。運動①では座位への指導をして、運動②ではバランス感覚の指導をしてみよう」なんてこともできます。
その子の困難さや指導の優先順位に合わせて、45分間を自由にカスタマイズしていくわけですね。
どうですか?
45分間を5〜10分間のパーツに区切って構成する・組み立てる、の意味が少しは伝わったでしょうか?
子どもにしてみたら、短時間でいろいろな課題に取り組み続けているうちに45分間が終わり、それを数ヶ月間続けていたら力が伸び、学級でで学習・生活しやすくなっていく、というわけです。
すごい。
魔法みたいだ笑
(※もちろん数ヶ月で変化が出ない子も多くいます。あくまで一例です)
あなたもぜひ、「45分間を、5〜10分間のパーツに区切って構成する・組み立てる」を採り入れてみてください。
あなにも、子どもにも、メリットが大きいですよ✨
まとめ
学級担任をずーっとしていたらなかなか理解しづらい部分だと思うんですけど、通級って教科書ないんですよ。
それはつまり、指導の全てをオーダーメイドで考えなければならないってことです。
考えただけでぞっとする…笑
だから指導は難しいし、考えるのが苦しいし、しんどい。
でも、①通級の目的・指導の目的を言語化することと、②45分間を短いパーツに分けて構成すること─この2つを意識するだけで、壁を乗り越えやすくなります。
この2つを意識して指導し続けて、「学級で全然・何も変化が見られない…」なんてことは絶対ありません。
もし何も変化がないなら逆に教えてほしい笑
小さな変化かもしれないけれど、必ず学級で変化は出ます。
たとえそれが担任にとっては小さな変化でも、子どもにとっては大きな一歩です。
悩んでいるのはあなただけではありません。
大丈夫!
壁を乗り越えよう💪
一緒に頑張っていきましょう😊
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