こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂
今回は前回の続きです。
WISC知能検査の結果を、どう活かせばいいのか? 〜VCI(言語理解)編〜
(※前回の内容「VCI(言語理解)の概要」については、👉️WISC・VCI(言語理解)が低い子への通級指導|基本的な考え方と方針【前編】からご覧ください)
本記事を読むことで、
VCI(言語理解)の結果を、通級の指導でどう活かせばいいのか?
が分かります。
WISC-IV VCI(言語理解)の全体像をおさらい
本題の前に検査の全体像を俯瞰してみましょう。
こんな関係性になっています。
心理検査 > 知能検査 > WISC知能検査 >
FSIQ(全検査IQ) > VCI(言語理解) > 単語/類似
(※この記事で扱っている部分は、太字の部分)
「細かいことはえぇねん!」って人もいるでしょうけど笑
何事も、全体像を把握していると理解しやすくなるかなと😁
知ってて損はないですよ。
さて!
前置きが長くなりがちなので、今回はさっそく本題の「VCI(言語理解)の結果を、通級の指導でどう活かせばいいのか?」をお話します。
あなたがなるべく具体的にイメージできるように、私が実際の指導で使っている・使ってきた教材を紹介しながらお話しますよ😀
この記事はVCI(言語理解)指導シリーズの後編です。
基本的な考え方は前編、全体像はまとめ記事をご覧ください。
通級での実際の指導 VCI(言語理解)編:「単語」が低い場合
VCI(言語理解)の「単語」が低い場合。
もしくは、低いと疑われる場合。
私が愛用している教材は主に2つです。
「2つしかないのっ!?」
と、あなたは驚いたかもしれませんね笑
教材は溢れてるからねぇ…きっとあなたも悩んでるはず。
だから、2つしか紹介しません。
が。
2つで十分です😀
これが、長年通級担当をやっている私の結論。
おすすめ教材①|語彙力を高める通級指導の定番教材
「単語」に対する指導で使う教材、1つ目。
これ、愛用してる、ずっと笑
何がいいかって?
以下に挙げます。
- 1学年ずつに分けられている。
- 2〜3学年下の内容から指導をスタートさせると、子どもが負荷なく取り組める。(ことが多い)
- 例えば、「頭を働かせる」という言葉があれば、選択肢の中から「考える」を選ぶ。
つまり、似た意味の言葉を学べる&何となく意味が分かるようになる。 - 2年生以上の内容では、「考えが一緒」→「賛成」を選ぶなど、熟語の意味理解や似た意味の想像につながる。
- 教科書は熟語が頻繁に出てくるため、教科学習の意味理解につながる。
- 教師が話す言葉の中にも熟語は頻繁に出てくるため、教師が話している内容の意味理解にもつながる。 など
えぇことがいっぱいなんだわ〜笑
もちろん、上記に挙げた良さは他の教材にもあります。
が、文字の大きさや見やすさ、解説の量などがちょうど良い✨️
加えて、私が考える一番の良さは「教科学習の意味理解につながりやすい」こと。
これが一番です。
おすすめ教材②|日常会話の言葉を広げる語彙教材
「単語」に対する指導で使う教材、2つ目はこれ。
この教材・シリーズの良さはこれら。
- 低・中・高学年で分けられている。
- 高学年だったら中学年から、中学年だったら低学年から指導をスタートさせると、子どもが負荷なく取り組める。(ことが多い)
- 例えば、「手やうでを使う」というテーマがあり、そのページの問題には「うちわで( )」などがある。つまり、日常生活で使う言葉の意味が分かるようになる。
- 答えを選択できるため、意味を何となく想像することができる。
- 答えを選択する解き方が市販の国語テスト裏面の「言葉」の問題と似ているため、国語テストの点数上昇が期待できる。
それにより、通級での取組が目に見える形で現れるため、子どもの効力感が高まる。 など
この教材・シリーズで私が考える一番の良さは「日常生活や会話の意味理解ににつながりやすい」こと。
これが一番です。
2つの教材の使い分け|VCI「単語」が低い子への通級指導
VCI(言語理解)の「単語」が低い場合は、この2つを使って通級で指導する。
前者は教科学習に、後者は日常生活での言葉の理解を高めてくれます。
これが、私の考える正解です。(※正解があるとしたら、の前提です)
よくある質問(FAQ)
Q. VCI(言語理解)が低い子に通級ではどんな指導をするの?
VCI(言語理解)のうち「単語」の力が低い場合は、語彙力を高める教材を使って指導します。
具体的には、教科学習で使う語彙を増やす教材と、日常会話で使う言葉を広げる教材の2種類を、その子の実態に合わせて使い分けます。
Q. WISCの結果はどうやって通級の指導に活かせばいい?
まずはVCIの数値だけでなく、所見(文章で書かれた部分)を読みましょう。
所見から「単語」と「類似」のどちらが弱いかを読み取り、弱い力に合った教材を選んで指導に活かします。
数値だけでは2つの力のどちらが弱いか分からないため、所見の読み取りが重要です。
Q. 通級での指導はどれくらいで効果が出る?
個人差はありますが、一般的には数ヶ月〜半年程度で学級での小さな変化が見え始めます。
劇的に変わるわけではなく、じわじわと確実に変わっていくイメージです。
大切なのは成果を焦らず、担任と情報共有しながらコツコツ続けることです。
まとめ
今回は、VCI(言語理解)の「単語」が低い場合の通級での実際の指導についてお話しました。
オススメの教材は主に2つ。
「小学校6年生までに必要な作文力が1冊でしっかり身につく本」は教科学習の意味理解に、「ことばプリント」シリーズは日常会話の言葉の理解につながりやすい。
その子の実態に合わせて使い分けるのがポイントです。
教材は溢れているけど、たくさんあるからこそ「この2つ!」と絞り込めることが大事だと思っています。
子どもの変容につながる教材選び、一緒に頑張っていきましょう😊
📖 次に読んでほしい記事
通級の対象となる子どもをもっと知るなら
→ 通級指導の始め方を学ぶ:通級指導がうまくいかないのはなぜ?【前編】
→ 役割の具体像を学ぶ:通級担当の役割とマインドセット【前編】
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