こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・のべ300人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂
あ〜、忙しい‼️
忙しい忙しい忙しい忙しい忙しい忙しい忙しいいそがしいイソガシイ…。
なんでかって?
あれですよ、あれがあったからですよ。
そう。
異動。
以前の記事に書いたけど、やっぱり異動ってキツいね笑
異動先でも通級担当。
これは嬉しいですが…😁
でも、異動+通級担当(+特別支援教育コーディネーター)ってやっぱり忙しい!
ということを改めて身をもって実証しております…。
でね、異動になったりとか、通級担当を任命されたとか、そういう人もたくさんいるんじゃないかなって。
あなたもそうですか?
だとしたら、たぶんこういうことを少なからず思うと思います。
・「通級担当になったけれど、何か特別な資格が必要なのかな?」
・「もっと専門性を高めたいけど、どんなスキルを身につければいいのか分からない…」
全然思ってないよ、どうにかなるし。
って思ってるんだとしたら、ちょっとは勉強しよかー笑
私自身、通級担当になったばかりの頃は、「このままで大丈夫なのだろうか」と不安でいっぱいでした。
やってることに対して誰からもフィードバックをもらえないし、そもそも通級の仕事内容にフィードバックができる人が職場にいないし。
あなたがこういう環境にいないなら、すごく恵まれていると思います。
でも、多くの通級担当は似たような環境・思いを抱いているはず。
そこで!
10年以上の現場経験を経た今、資格やスキルについて感じていることをまとめます。
あなたの参考になったら嬉しいな〜✨️
結論から言うと、通級の先生になるのに特別な資格は不要です。
教員免許があり、各自治体・学校で通級担当に任命されればなれます。
ただし特別支援学校教諭免許やS.E.N.S(特別支援教育士)があると強みに。
そして資格以上に大切なのが現場のスキルです。
本記事では、必要な資格・免許と、求められるスキルを具体的に解説します☝️
そもそも、通級の先生には「どうやって」なるの?
「通級担当になりたい」「任命されたばかりで不安」という人のために、まず「なり方そのもの」を整理しておきます。
大前提は、小学校・中学校などの教員免許を持っていること。
これは大前提です笑
逆に言えば、特別な資格がなくても教員免許さえあれば通級担当になれます(詳しくは次の章で)。
公立学校の場合、通級による指導(※通級指導教室、特別支援教室、まなびの教室など、呼び方はいろいろです)のある学校に配置されて、その中で通級担当に任命される。
これが基本的な流れです。
だから「通級担当をやりたい‼️」と思っても、多くの場合はまず教員として働きながら、人事異動や校内の校務分担の中で担当になる、という形になります。
これが一般的でしょうね。
自治体によっては、異動希望や校内の希望を出せることもあります。
特別支援教育の経験や、特別支援学校教諭免許やS.E.N.S(センスと呼びます。訳すと、特別支援教育士)などの資格を持っていると、任命のときに考慮されやすい傾向もあるでしょう。
ただしこのあたりは自治体差がかなり大きいので、あくまで傾向として捉えてください。
なので、これから通級担当を目指すなら、やっておくと強いのはこの3つ。
1️⃣特別支援教育の勉強をコツコツ続けること
2️⃣通常の学級での支援や特別支援学級の経験を積むこと
3️⃣特別支援学校免許やS.E.N.Sの取得を視野に入れ、実際に取得すること
これらの積み重ねが、任命される・任命された時の力になりますよ🙂
通級担当に「必須の資格」はあるのか?
結論から言うと、ないっ‼️
驚くべきことに、通級担当の仕事内容ってめちゃめちゃ専門性が求められるのに、必須の資格はないのです‼️
この事実、私は驚くべきことだと思うんですよね〜。
医者(みたいな役割)なのに免許持ってませーん、みたいな状況と似ていると勝手に思っています。
・・・・・・・・・・あかんくない笑?
現状、通級担当に法的に必要な資格は「教員免許状」のみです。
特別支援学校教諭免許状はいるでしょー。
という声もあって当然だと思いますが、法令上は求められていません。
これは文部科学省の「障害に応じた通級による指導の手引」でも確認できます。
特別支援学級の担任についても同様で、通常の教員免許さえあれば、法的には通級を担当できるんですよ。
つくづく、不思議だよね〜。
ただし、「法的に必要ない」ことと「なくてもいい」ことは違うと思う。
現場で子どもたちと向き合う中で、専門的な知識やスキルがなければ対応できない場面は数え切れないですよ。
これは事実です。
持っていると強みになる資格
通級担当として専門性を高めるために、以下の資格が実務に直結すると思います。
紹介しますね。
1️⃣特別支援学校教諭免許状
最も基本的な専門資格ですね。
知的障害、肢体不自由、病弱などの領域ごとに取得できます。
現職教員であれば、都道府県の教育委員会が開催する免許法認定講習や、大学の通信教育で取得可能です。
働きながら取れるのは大きなメリットですよね〜。
この免許を取るために勉強することで、障害特性に応じた指導の基礎理論はある程度身につきます。
「ある程度」ね。
家に例えたら、「整地された土地」みたいなイメージかな〜。
下手な例えな気がする…笑
2️⃣特別支援教育士(S.E.N.S)
LD(学習障害)やADHDなどの発達障害のある子どものアセスメントと指導に特化した資格です。
一般財団法人 特別支援教育士資格認定協会が認定しています。
個人的には、この資格を取るために勉強することを最もオススメします‼️
通級で日常的に行う「困りの原因を見立てて、指導に落とし込む」作業に直結するため、非常に実践的です。
養成セミナーは土日開催も多く、現職教員が取得しやすい設計になっています。
家に例えたら、「家の基礎」ですね。
ここはめちゃくちゃ重要。
そのくらい、この資格(を取るために勉強すること)は重要だと考えます。
3️⃣臨床発達心理士
発達に関する問題をアセスメントし、具体的な支援につなげるための心理系資格です。
一般社団法人 臨床発達心理士認定運営機構が認定しています。
ん〜、あんまり大きな声で言えないけど…まぁ、取っても取らなくてもどちらでもいい資格かなぁ〜って個人的には思います笑
まぁ、通級の現場ではWISCなどの心理検査の結果を読み取って指導に活かす場面が頻繁にあります。
だから、そういう時に活かされることはあるとは思うけど…。
って温度感です笑
あとは、あなたの解釈に任せます😁
その他の関連資格
学校心理士、公認心理師、言語聴覚士なども、通級の指導に関連する専門資格です。
ちなみに私は公認心理師を取得しています。
現職教員経験があれば受験可能っていう特例?期間が過去にあったんですよ。
それを利用して受験しました。
2026年の今はもう特例期間はないのではないかな。
だから、学校心理士、公認心理師、言語聴覚士などは取得に時間がかかるため、まずは特別支援学校教諭免許状や特別支援教育士から始めるのが現実的かなと思います☝️
資格よりも大切な「現場で求められるスキル」
正直に言うと、資格を持っていようがいまいが、優れた指導をしている通級担当の先生はたくさんいます。
通常の学級担任だってそうですよね?
「あ〜、あの先生は専修免許だからやっぱり指導力が違うよな〜」とか、「あの先生、2種免許しか持ってないからダメだな」とか、そういうのひしひしと感じる場面あります笑?
ないよね?
逆に言うと、資格があっても子どもの前で発揮できなければ意味がないってことですね。
めっちゃ当たり前ですけど笑
というわけで、私が考える「現場で本当に大切なスキル」を整理します。
1️⃣子どもを「見る力」(観察・アセスメント力)
通級に来る子どもは一人ひとり困っている内容が違います。
「この子はなぜこの場面で困っているのか」、「行動の背景にある認知の特性は何か」を見立てる力が、すべての指導の出発点です。
WISCなどの心理検査結果を読み取る力はもちろん、日常の行動観察から仮説を立てる力が最も重要です。
WISCの活用については、当ブログのWISCシリーズで詳しく解説しています。
WISC:VCI(言語理解)が低い子への通級指導|基本的な考え方と方針【VCI編①】
2️⃣教材を「つくる力・選ぶ力」
通級では、教科書通りの授業ではなく、一人ひとりの課題に合わせたオーダーメイドの指導が求められます。
市販の教材をそのまま使うだけでなく、子どもの実態に合わせてアレンジしたり、自作したりするスキルが必要です。
「使える教材がない」と嘆く前に、目の前の子どもに合わせて工夫する力が、通級担当の腕の見せどころです。
通級の教材選びで悩んでいる先生へ|選び方と使い方の基本的な考え方【前編】
3️⃣担任・保護者と「つなぐ力」(連携・コミュニケーション力)
通級担当の仕事は、通級教室の中だけでは完結しません。
ここが難しくもあり、やりがいでもあるわけですが。
在籍学級の担任に指導方針を伝えたり、保護者に子どもの成長を共有したり、時には管理職や外部の専門家と連携したりする場面が日常的にあります。
特に担任との連携は重要です。
超重要‼️
通級での指導内容を学級でも活かしてもらうためには、「専門用語を使わずにわかりやすく伝える」スキルが欠かせません。
通級担当の保護者対応が難しい理由と関係構築のポイント【前編】
4️⃣自分の指導を「振り返る力」
通級担当は一人で指導することが多く、他の先生から「今の指導、こうした方がいいよ」とフィードバックをもらえる機会がほとんどありません。
これが辛いし、孤独なんだよな〜😭
だからこそ、自分自身で指導を振り返り、改善していく力が求められます。
「今日の指導で子どもはどう変わったか」、「この教材は合っていたか」、「次はどう変えるか」——この繰り返しが、通級担当としての成長につながります。
通級指導がうまくいかない理由とは? 子どもへの指導の難しさを解説【前編】
5️⃣自分のメンタルを「守る力」
通級担当は孤立しがちなポジションです。
校内に同じ立場の先生がいないことも多く、悩みを共有しにくい環境にあります。
長く続けるためには、自分自身のメンタルヘルスに意識的に向き合うスキルも大切です。
通級担当のメンタルを守る方法|職場でのストレス対処法【前編】
よくある質問(FAQ)
Q. 通級担当になるのに特別な資格は必要?
通級担当になるために法的に必須の資格はありません。
教員免許があれば通級担当を務めることができます。
ただし、特別支援学校教諭免許状や特別支援教育士(S.E.N.S)などの資格があると、専門性の証明になり、指導の幅も広がります。
Q. 通級担当に一番必要なスキルは何?
現場で最も求められるのは、子どもを「見る力」(観察・アセスメント力)です。
一人ひとりの特性や困り感を的確に把握し、その子に合った指導を組み立てる力が土台になります。
資格よりも、この「現場で使えるスキル」の方がはるかに重要です。
はじめて通級担当になったあなたへ|次の一歩
ここまで読んで、「よし、資格より現場経験だ。でも、その現場経験、何から手をつければ…?」。
と思ったあなた。
大丈夫です。
通級ラボは、まさにそこから始められるように作っています。
次の3つから、気になるものをのぞいてみてください👇
- 子どもの困りごとから、指導を探したい → 困りごとから探す(逆引きガイド)
- WISCの結果の読み方が分からない → WISC完全ガイド
- 45分をどう組み立てる? 指導の全体像を知りたい → 通級指導は「組み合わせて・並行して」【実際の指導編①】
もう1つの「次の一歩」──先輩の本を、1冊持っておく
私が「1年目の自分が読んだ本」をとりあえず4冊挙げます。
(※ほんとはもっともっと読んでるよ笑 「とりあえず」4冊ね😁)
1冊目。
Q&Aと「先読みカレンダー」で、1年の流れが見えるようになっています。
4月に何をして、7月に何が来るのか。
これが分からないのが、1年目のいちばんのしんどさですからね。
あなたの学校・地域の流れにピタッと当てはまるかどうかは分からないけど、少しでも見通しが持てると嬉しいですよね✨️
2冊目。
60のスキルが具体的に並んでいます。
子どもの緊張のとき方、アセスメント、ICTの活用、校内での立ち位置まで。
この記事で挙げた5つのスキルを、さらに細かく分解したような1冊です。
3冊目。
こちらは100の仕事術。
自立活動、特性に合わせた支援、授業、学級や学校を巻き込んだ支援、教室運営、連携まで。
2冊目と迷ったら、目次を見て「今の自分が困っていること」が多いほうを選んだらいいと思いますよ☝️
4冊目。
「発達障害等のある児童のためにできること」というサブタイトルのとおり、実践寄りです。
1〜3冊目で仕事の全体像をつかんだ後に読むと、入ってきやすいかも。
全部そろえる必要は、全くありません。
- 1年目なら … ①運営ガイド
- 少し慣れてきたなら … ②仕事スキル、または③仕事術100
- 指導の中身を深めたいなら … ④実践!通級による指導
自分の「今」に合うものを、1冊。
それで十分です☝️
1冊を何度も読む。
困った時や気になった時に開いて読む。
本って、たくさん読むのが必ずしも良いわけじゃないですから。
焦らなくて大丈夫。
1年目から完璧にできる人なんていません。
っていうか、そんな人おるわけないやん笑
10年以上経験がある私でも、今でも試行錯誤を繰り返して、今でも書籍を読んで(※ちなみにSNSの情報はあまり見ません。書籍の方が、知の集積としてはとても良いと思うからです)、指導の精度を高める努力をしてるんだから。
目の前の子を見ながら、少しずつ引き出しを増やしていきましょう。
あ、ちなみに⋯。
紹介した本は、正直出版年がちょっと古いです。
だから、最近の書籍の紹介とか、私が読んできた書籍とかの紹介記事も、今後は書いていけたらな〜と考えています💡
まとめ:資格はあった方がいい、でもスキルはもっと大切
通級担当に法的に必要な資格は教員免許だけですが、特別支援学校教諭免許状や特別支援教育士などの資格は、専門性を裏づけ、指導の幅を広げてくれます。
「資格をとったど〜‼️」
が大切なわけではなくて、
「資格を取るために、時間を割いて、継続して勉強する」
ことが大切です。
勉強を続けることで、知らず知らずのうちに専門性が高まっていきますからね。
取得を目指す価値は十分にあります。
しかし、それ以上に大切なのは、日々の現場で磨かれるスキルです。
これもまた事実。
子どもを見る力、教材を工夫する力、周りとつなぐ力、自分を振り返る力、そして自分のメンタルを守る力。
この5つのスキルは、資格の有無にかかわらず、すべての通級担当に求められるものです。
通級担当としての歩みは、一歩ずつの積み重ねです。
完璧を目指す必要はありません。
ってか、完璧なんてないと思う。
目の前の子どもに真剣に向き合い続けること、それ自体が最高のスキルアップだと、私は10年以上の経験から確信しています。
大丈夫!
一緒に頑張っていきましょう😊
📚 関連記事
- 通級担当に必要な視点を知る →「通級担当に必要な3つの視点」
- 役割と心構えを知る →「通級担当の役割とマインドセット【前編】」
- 通級担当の悩み全般 →「通級担当の悩みとは?」
- 筆者について →「プロフィール」


