通級担当の悩みとは? 10年以上の現場経験から伝えたいこと【通級ラボ】

通級担当の悩みとは? 10年以上の現場経験から伝えたいこと【通級ラボ】 はじめに

こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂

今回のテーマはこれです。

通級担当の悩みとは?

あなたも悩みの1つや2つ、あるでしょう?
え?
通級担当5年目だから、悩みは特にない???
んなわけない笑
悩みがないんじゃなくて、気付いてないだけだと思うよ笑

あなたが通級担当1年目や2年目であれば、間違いなく悩みがあるはず。
むしろ、あって当然です。

本記事を読むことで、

通級担当ならではの悩みと解決のヒント

が分かります。

私は、通級担当が抱える悩みは大きく「3つ」だと思っています。
 1つ目:「孤立感」
 2つ目:「役割の曖昧さ」
 3つ目:「専門性への不安
この3つです。

この記事では、それぞれの悩みの正体と、今日からできる小さな対処、さらに深く解決するための記事への道筋を、10年以上通級を担当してきた私がまとめます。
きっと、「自分だけじゃなかった」と思えて、次の一歩が見えるはずです✨

通級担当が抱えやすい3つの悩み

あなたはたぶん、「通級 先生」とか「通級 悩み」とかで検索し、この記事にたどり着いたと思います。
そんなあなた。
あなたはきっと、通級担当ですよね?
だからこそ、この記事にたどり着き、読んでくださっているのだと想像します。

通級担当をしていると、ふとした瞬間に「これでいいのかな」と不安になることがしばしば。
具体的には、以下のような悩みを抱えていませんか?

①孤立感──相談できる人がいない

通級担当は学校に一人か二人しかいないことがほとんど。
二人いればほんとラッキーだと思う。
一人でも二人だとしても、通級担当は同じ立場の先生が近くにいない。
一人職といってもおかしくない。
結果、似た立場の人が周りにおらず、「誰に相談すればいいの?」と孤立感を感じやすい。
通級担当=孤立感を感じやすい環境、と言えるかもしれません。
私自身も10年間、この孤立感と向き合い続けてきました。
孤立感…苦しいよね😢

②役割の曖昧さ──何をどこまでやるのか?

通級担当の仕事の範囲は学校によって大きく異なります。
児童数が750人以上の大規模校だったら、対象児もたくさんいて、通級担当の仕事に専念しやすいでしょう。
児童数が350〜550人程度の中規模校だったら、その学校の状況による部分が大きくなってきます。
具体的には、学年の仕事は手伝う?/ブロックの仕事は手伝う?/校外学習や宿泊行事などは引率する?/水泳指導は手伝う?など。
学級担任との仕事の線引きが難しい部分があるでしょうね、きっと。
児童数が300人未満のような小規模校であれば、通級担当といえど学年・ブロックや学校の仕事を手伝わざるを得ない状況は多いでしょう。
職員数が限られているので、通級担当としてだけでなく、1人の職員として求められる役割・動きが増えることは容易に想像できます。
このように、通級担当として「どこまでが自分の仕事なの?」「学級担任や特支コーディネーターとの線引きは?」「通級担当として、何をどこまでやればいいのか?」と悩む方は多いです。
(※通級担当に必要な3つの視点の記事でも詳しく解説しています)

③専門性への不安──この指導で本当にいいの?

真面目で、子どものことを真剣に考えている通級担当なら、この悩みが一番深刻なはずです。
通級担当は研修の機会が少なく、「自分の指導は本当に子どもの役に立っているの?」という不安を抱える方が多い。
官制研修があっても、「そういうことを知りたいわけじゃないんだよなぁ…」ってことがほとんどですよね?
(※通級担当がぶつかる5つの壁とは?【役割・指導・教材・保護者・メンタル】前編では、このような専門性の不安も含めて詳しく解説しています。ぜひ合わせてお読みください)
45分間の指導をどう組み立てるのか?
何を・どのくらい・どんな順序で指導するのか?
それはなぜなのか?

こういった自問自答を繰り返さないといけないんです、通級担当は。
しんどい。
だけど、それが専門性。
とはいえ、昨年度まで学級担任だったのに、いきなりできるわけない!
このように、専門性に不安・悩みを抱える人も多いです。

①「孤立感」の向き合い方

まずは「つながり先」を一つ持つことです。
校内に同じ立場の先生がいなくても、巡回先で通級に理解のある先生や近隣校の通級担当、SNSやオンラインの通級コミュニティ、そしてこの「通級ラボ」というブログがあります
一人で抱え込まないことが、孤立感をやわらげる第一歩です。
特別支援教育や通級の指導について学び、志の高い仲間と出会いたい時は、特別支援教育士(S.E.N.S)取得を目指すことも良いと思います。

②「役割の曖昧さ」の向き合い方

年度のはじめに、管理職に「通級担当として求めておられる役割や動きは?」とか、「私は〇〇を大事にして仕事をしたい。ただ、そうなると△△の場面などでお手伝いできない時も出てくるかもしれない。それで良いか?」(※言い方は各自で考えてくださいね。このまま伝えたら「生意気」って思われるだろうから笑)等について相談し、確認しておくと迷いが減ります
もちろん年度のはじめでなくてもOK。
ただ、区切りの良いタイミング(例えば、新学期の前とか)の方が管理職にとっては答えやすいし、考えやすいとは思う。
加えて、特別支援教育コーディネーターを担っている先生が別にいるならば「通級担当と特別支援教育コーディネーターの線引きや業務の範囲」も確認しておくと、更に迷いが減ります。
学級担任や特別支援教育コーディネーターの仕事の線引きがはっきりすると、日々の判断がぐっと楽になります。

③「専門性への不安」の向き合い方

不安を減らし、自信を増やす一番の近道は「記録と振り返り」です。
毎回指導したら、その日のうちに記録を作成する。
その記録をもとに学級担任と情報共有し、担任から得た情報も(手書きでもいいから)残しておく。
あとからその記録を見返す。
すると、自分の指導と子どもの変化の関連が見えてきます。
ほんとですよ。
言い方を変えれば…
 毎回記録を作成しない
→自分が何をしたのか+学級担任が何を話したか等が文字として残せない
→見返しても気付きが生まれない
→自分の指導を振り返ることができない
→自分の指導と子どもの変化の関連が明確にならない
→自分の指導に自信が持てない
不安が高まる
子どもや保護者からの不信感が高まる
・・・・・・・・・・・・・・・・あぁ・・・・・・・・・・・・・・・😱

記録を作成して、見返して、振り返る。
それにより、少しずつ専門性を高めていくことができます。

通級担当の悩みは、大きく3つ。
①孤立感、②役割の曖昧さ、③専門性への不安、でしたね。

そして、それぞれの向き合い方は—
 ①孤立感 →「つながり先」を一つ持つ
 ②役割の曖昧さ → 年度のはじめ等に管理職・コーディネーターと役割をすり合わせる
 ③専門性への不安 →「記録と振り返り」を習慣にする

どれも、今日から少しずつ始められることばかりです。

大事なのは、「悩んでいるのは自分だけじゃない」と知ること。
通級担当は一人職になりがちで、孤独を感じやすい立場です。
でも、同じように悩みながら、目の前の子どものために頑張っている先生は全国にたくさんいます(私もその一人です✨️)。

悩みは、あなたが真剣に子どもと向き合っている証拠。
だからこそ一人で抱え込まず、できることから一つずつ。
まずは今日の指導を記録することから始めてみませんか?
(※今後、私がどのような記録を作成しているのか?なども記事にしていく予定です)

この「通級ラボ」が、あなたの「つながり先」の一つになれたら嬉しいです。
一緒に頑張っていきましょう😊

(そもそも「通級の先生ってどうやってなるの?」という方は、通級の先生になるには? 必要な資格・スキルもどうぞ)

(通級指導の中心となる「自立活動」については、”通級指導における”自立活動とは?でくわしく解説しています)

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