通級担当がぶつかる5つの壁とは?【役割・指導・教材・保護者・メンタル】後編

通級担当がぶつかる5つの壁とは?【役割・指導・教材・保護者・メンタル】後編 通級担当の壁と乗り越え方

こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂

前回に引き続き今回は、

通級担当がぶつかるの壁とは何か?

をお話します。
2回目の今回は、「教材」、「保護者」、「メンタル」の3つです。
(※1回目にお話した「役割」、「指導」の壁については👉️通級担当がぶつかる5つの壁とは?【役割・指導・教材・保護者・メンタル】前編をお読みください)


本記事を読むことで、

これまで悩んでいた壁(悩み)や、これからぶつかるであろう壁(悩み)

が分かります。

通級担当として現場で頑張っているあなた!
あなたの壁は、必ず5つのうちのどれかに当てはまりますよ。

この記事は5つの壁シリーズの後編です。
前半の2つの壁については前編をご覧ください。

さて、通級担当であるあなたに立ちはだかる3つ目の壁。
それは、

③どんな教材を選べばいいのか、どう活用すればいいのかが難しい

です。

  • 研修に参加した時、「このゲーム、楽しいですよ」と教材を紹介してもらった
  • 自分で検索して、「子どもが食いついてくる」と書いてあった教材も買ってみた
  • 特別支援学級の先生に教えてもらった本も買って読んでみた
  • そして、それらを実際に試してもみた。 でも…

なんか上手くいかない。
あるでしょ? そういうこと笑
いや、確かに子どもは楽しんでいてその時は盛り上がる。
それは事実。
プリントなどにはやる気を見せない子が食いついてくる。
これも事実。
事実なんだけど…。
なんだけど、なんかモヤモヤする…。
盛り上がって子どもも楽しんでたけど、結局この子の何を伸ばせたんだろう?
楽しいだけで終わっているような…。

あなたはこんなこと考えたことありませんか?
え? ない?
えっと…もしないんだったら、もうちょっと自分の指導を真剣に振り返った方がいいですよ。
真剣に言ってます。
だって、「遊んでる」と周りに言われても仕方ないわけだから。

「知っている」と「活用できる」は別物

教材や方法を「知っている」ことと「目の前のその子に合わせて活用する」ことは、完全に別物です。

通級には、教科書はありません。
ここが難しいポイントでもあり、やりがいのあるポイントにもなります。

どんな教材を選んで、どうアレンジして効果的に活用するかが難しい。
これが、3つ目の壁です。
(👉 この「教材の壁」の具体的な乗り越え方は、「通級の教材選びで悩んでいる先生へ【前編】」で詳しく解説しています)

通級担当に立ちはだかる壁。
まだあるよ〜笑
4つ目の壁。
それは、

保護者と信頼関係を築き、同じ方向を向いて支援することが難しい

です。

出たっ、保護者っ笑
教員やってたら、永遠の課題・壁。

学級担任とは違う難しさ

もちろん学級担任として保護者と関係を築くことも大切ですよね。
でも、断言します。
通級担当として保護者と信頼関係を築くことは、もっと大切です。
なぜか?
なぜなら、通級担当として保護者と信頼関係を築くことで、家庭での支援が増え、結果的に学級でたくさん変化が見られるからです。

保護者と信頼関係を築くことは、ただでさえ大変です。
ここについては詳しく説明しなくても、教員やってたら分かりますよね?

加えて、通級担当はその子に特化した指導を行いますから、保護者への説明責任みたいなプレッシャーものしかかってきます。
これが結構ストレスなんですよ。
学級担任だったら市販のテストやって、学期末に成績のラインを決めて、通知表つけて、配布したら終わりですからね。
ある意味、楽。
でも、通級担当は違う。
教科書もカリキュラムもテストも通知表もない。
だから、いちいち説明する必要が出てくる。
そしてその説明がいちいち難しい笑

でも、その子の特性や困難さを把握し、それらに対する指導を説明し、学級での変化を共有することができれば、保護者との信頼関係はものすごく強くなります。

嘘じゃなくて、ほんとです。
だって、私は保護者との信頼関係強いもん笑
感謝されること、めっちゃ多いもん笑
卒業してからもお手紙くれる保護者もいるもん笑
だけど、その信頼関係をどのように築けばいいのかが分からないんですよね。

保護者と信頼関係を築き、同じ方向を向いて支援することが難しい。
これが、4つ目の壁です。
(👉 この「保護者の壁」の具体的な乗り越え方は、「通級担当の保護者対応が難しい理由【前編】」で詳しく解説しています)

さて、いよいよ最後の壁になりました。
5つ目の壁。
それは、

自分のやる気やモチベーションを保ち続けることが難しい

ことです。

もしかしたら、5つの壁の中で最も深刻な壁かもしれません。

学級は集団ですので、いろいろな子がいて、日々いろいろなことが起こり、変化に富んでいます。
もちろん楽しいことばかりではありませんが、変化があって楽しいことは事実ですよね。
では、通級はどうか?

逆です笑
真逆です笑

評価されにくい孤独な立場

通級は個別指導で1対1。(※もちろん、ペアや小集団指導もありますが)
いろいろな特性がある子はいるけれど、毎時間いろいろなことが起こるわけではなく、特に変化はない。
むしろ何も変化がないとか、悪化している気がすることもめずらしくない。
週に1回程度の指導で、どんどん変化していくなら、そりゃ楽だよ。
でも現実はそうじゃない。
無力感…。

無力感を抱きつつ、放課後職員室に戻る。
すると、同僚が通級に来ている子たちの話をしている。
別に悪口とかではない。
日常の愚痴というか、「〇〇さんが△△しててさ〜ほんま困ったわ〜笑」みたいな内容。
なんだけど。
なんだけど、なんだか自分が責められているような気持ちになる…。

こういう経験、あるでしょう?
こういう毎日が繰り返されるわけです。

そう、通級担当は独特な立場で難しい仕事内容なのに、評価されにくいんです。

だから、気持ちが沈むことがどうしても多くなる。
通級担当を続ければ続けるほど、しんどい気持ちが少しずつ蓄積していく。

自分自身のメンタルを良好に保つことが難しい。
これが、5つ目の壁です。
(👉 この「メンタルの壁」の具体的な向き合い方は、「通級担当のメンタルを守る方法【前編】」で詳しく解説しています)

Q. 通級担当がぶつかる壁で特に多いのは?

教材の活用方法に迷う壁と、保護者との信頼関係づくりの壁が特に多いです。
教材は「知っている」だけでなく「活用できる」レベルまで高める必要があり、保護者対応は学級担任とは異なるアプローチが求められます。

Q. 通級担当のメンタルを保つコツは?

通級担当は評価されにくく孤独になりやすい立場です。
自分の成果を可視化し、同じ立場の通級担当同士でつながりを持つこと、そして完璧を求めすぎないことがメンタルを保つコツです。

Q. 5つの壁を乗り越えるために一番大切なことは?

一人で全てを抱え込まないことです。
壁にぶつかるのは通級担当なら誰もが経験することであり、学級担任や管理職、保護者と連携しながら少しずつ乗り越えていく姿勢が大切です。

2回に分けて、通級担当がぶつかる「5つ」の壁についてお話しました。
どうでしたか?
今のあなたに立ちはだかっている壁があったでしょう?

これら5つの壁は、私が10年以上通級担当を続ける中で現場で実際に経験したリアルな壁=課題です。
通級担当として現場で頑張っているあなたには、共感できる部分があったはず。

壁=課題があることは事実。
だけど、壁は乗り越えられることも事実。
だって、私はどの壁も乗り越えてきたから。
乗り越えている途中の壁もあるけど。
人によってやり方や時間のかかり方は違えど、壁は必ず乗り越えられます。

だから、あなたも大丈夫。

どうやって乗り越えていくのかやどんな教材・ツールを使って解決していくのかについては今後伝えていきますから。
あなたの伴走者になりますよ。

一緒に頑張っていきましょう😊

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