WISC・VCI「単語」が低い子への通級指導|語彙を伸ばす具体的アプローチ

WISCを活かした指導

こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂

前回、前々回の記事では「WISC・VCI(言語理解)が低い子への通級指導|基本的な考え方と方針【前編】」や「WISC・VCI(言語理解)が低い子への通級指導の実践例【後編】」をお話しました。

でもね。
きっとあなたは、こんなことを思ってるはずなんですよ。
「VCI(言語理解)ってのが、「単語」と「類似」の力なのは分かった。それぞれに対するオススメの教材も分かった。・・・・・で、どうやって指導したらいいの?」

これですよ、通級担当である我々を悩ませるのは笑
あなたもそうでしょう??
いつの時代も、現場で求められる一番のニーズは「どうやったらいいか」という方法。
ハウツーとか言う人もいますね。
コスパやタイパが流行している今では、もっとそのニーズが強いかもしれませんね😓
通級担当にとってもこれは同じかなと。
個人的には、通級指導とコスパ・タイパは相性が悪いと思ってますけど…。

同じ教材を使って指導しても、結果(=子どもの変容)には差が出る。
一見、残酷な現実…😨
でも、これは揺るぎようのない事実ですよね?
同じ教材を使って指導しても結果に差が出る=指導力の差
くそー!!
悔しい…笑
その子にとって価値ある通級担当になりたいよ…。

というわけで、今回のテーマです。

通級で実際にどう指導する? 〜VCI(言語理解)の【単語編】〜

本記事を読むことで、

通級で実際にどう指導すればいいか?【単語編】

が分かります。

通級担当を長年務め、日々試行錯誤と修正をくり返し続けた私が、”最適解”や”最大公約数”的な方法をお伝えします☝️

この記事ではVCI「単語」が低い子への指導を解説します。
VCI全体の考え方はまとめ記事、「類似」の指導はこちらをご覧ください。

使用する教材の紹介

どんな風に伝えたら、実際の指導場面を少しでもあなたにイメージしてもらえるか?
考えた結果、実際のやりとりを再現してみよう、と考えました。
使う教材は、以前紹介したこちらです。

実際の指導のやりとり

では、私の実際の指導場面を覗いてみましょう🫣‼️

私

次は何の勉強?

子ども
子ども

”言葉”。

私

OK!
※A4のプリントを1枚出す。

じゃあ、まずは読んでみよう。
※熟語を1個ずつ指し示す。

子ども
子ども

〇〇。△△。□□。
※指された熟語を順に読む。

私

いいね〜。
この中で、聞いたことがない・
意味が思い浮かばないってのはどれ?

子ども
子ども

うーん…□□。

私

※□□の言葉の番号や横などに「◯」を記入する。
 理由:この子が知らなかったことを視覚的に示すため。

他にはある?

子ども
子ども

◆◆。

私

あ〜、こんな言葉、いつもは聞かないよね〜。
※◆◆の言葉に「◯」を記入する。

他には?

子ども
子ども

☆☆。

私

うんうん。
※☆☆の言葉に「◯」を記入する。

他には?

子ども
子ども

他にはもうないです。

私

OK!

じゃあ、□□ってどういう意味?

子ども
子ども

※□□の言葉の意味をそのまま読む。

私

◆◆は?

子ども
子ども

※◆◆の言葉の意味をそのまま読む。

私

☆☆は?

子ども
子ども

※☆☆の言葉の意味をそのまま読む。

私

よし!
じゃあ、先生が文を読むから似た意味の言葉・熟語をしゃべってみてね。

※1問目を読み上げる。
 似た意味の言葉の部分は、声のボリュームを上げて読み上げる。

子ども
子ども

・・・・・。
■■?

私

正解!!

※2問目を読み上げる。
 似た意味の言葉の部分は、声のボリュームを上げて読み上げる。

子ども
子ども

・・・・・。
★★?

私

正解!!
すごーい。やるね〜。

じゃ、次。
※3問目を読み上げる。
 似た意味の言葉の部分は、声のボリュームを上げて読み上げる。

子ども
子ども

※同じように繰り返す。

私

※全ての問題をやり終える。

じゃ、確認ね。
※似た意味の言葉の部分だけ読み上げる。

子ども
子ども

※選択した言葉・熟語を読み上げる。

私

オッケー!!
終わり!

次は何の勉強かな?

もっと分かりやすくしたいんですが、今の私のWordPressスキルでは無理だ…笑
これが今の私の限界です。
すみません💦
記事を投稿し続けながら、スキルを磨いて、リライトしていくので、今は大目に見ていただけると大変ありがたいです🙏

実際の指導の細かな部分までは伝えられなかったとしても、これは伝わると思います。
それは、

あれこれ説明しすぎない。子どもに尋ねる・確認する・言えたら褒める。

です。

説明したがるんですよ、教員って笑
説明すればするほど子どもに伝わって、理解が深まると思ってるんですよ、教員って笑
熱心に指導すればするほど、子どもの理解が深まると思ってるんですよ、教員って笑
きっとあなたもそう思ってるでしょう笑?
それ、全然違うから🤣

子どもの本音を知ろう

子ども達がどう思ってるか率直に伝えましょうか?
え?
別に聞きたくない・求めてないって?
まぁそう言わず笑
私が子ども達の心の声を代弁しましょう!

子ども
子ども

説明なげーよ…。

子ども
子ども

はよ終わらんかなぁ〜。

子ども
子ども

とりあえず「はい」って答えとけば先生嬉しそうやし、「はい」って言っとこ。

子ども
子ども

説教っぽいわ〜。うざっ。

あえてにっこりしている子どもの顔にしました笑
表情はにっこりでも、心の中はこうなんだよ〜っていうリアル感をもたせたかったので。
こんな風に思われてるってことです、長い説明・熱心な説明は。

長い説明・熱心な説明自体を否定しているわけではないですよ、そこは誤解なきよう。
通級で指導するにあたっては、長い説明・熱心な説明は目の前のその子にとって不要な場合がほとんどで、子ども達はきっとこう思ってますよ、ということを伝えたいのです。

長い説明・熱心は説明をすればするほど、その子の反応が悪くなり、背中には冷や汗…。
でも途中で止めたらもっと伝わらなさそうで、もっと熱心に…みたいな悪循環、教員やってたら一度や二度は経験してるでしょう笑?
それが、通級担当という子どもと1対1の場面で生じると考えたら…”ちょっぴり地獄”だね笑

通級での実際の指導では、

あれこれ説明しすぎない。子どもに尋ねる・確認する・言えたら褒める。

これがとても大事です。

Q. VCI「単語」が低い子にはどんな指導が効果的?

語彙を増やすための教材を使い、子どもが主体的に活動・選択する機会を多く設けることが効果的です。
通級担当が一方的に教えるのではなく、子ども自身が言葉に触れ、使う場面を増やすことがポイントです。

Q. 語彙力を伸ばす指導で大切なことは?

子どもの本音や興味を知ることが大切です。
興味のある話題から語彙を広げると、自然と言葉が増えていきます。
また、通級担当が主導するのではなく、子どもの活動量を増やす指導設計が重要です。

Q. 単語が低い子の学校での困りごとは?

語彙が少ないため、自分の気持ちや考えをうまく言葉にできない、授業中の発表が苦手、作文が書けないなどの困りごとが見られます。
「知っている言葉」と「使える言葉」の差が大きいことも特徴です。

今回は、VCI(言語理解)の「単語」が低い子への、通級での実際の指導場面をお見せしました。

大事なのは、「あれこれ説明しすぎない。
子どもに尋ねる・確認する・言えたら褒める」こと。
通級担当が主導するのではなく、その子が活動・選択する機会を少しでも多く設けることが大切です。

説明すればするほど伝わると思いがちですが、子どもの心の中は“説明なげーよ…”だったりします笑。それを知った上で、子どもの活動量を増やす指導を意識していきたいですね。

大丈夫!
一緒に頑張っていきましょう😊

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