WISC:FRI(流動性推理)が低い子への通級指導|教科学習につながるオススメ教材3選【FRI編③】

WISCを活かした指導

こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂

運動会が終わった〜!
個人的に、運動会好きなんですよね。
なぜか?
通級で学んでる子たちの頑張りや成長を間近で見られるから。
大体、運動会の週の指導では本番の目標を決めます。
そして、本番までに本人と一緒に目標を確認する機会を設けてます。
それが私の場合はほとんどなく、担任がやってくれます✨
そして本番。
ほんと、みんな頑張るんだ。
ほんとに。
それを見てると、ほんと幸せな気持ちになるんだよなぁ…。

と、私の運動会感想はここまでにしておいて笑
前回はFRI編①ではFRI(流動性推理)の基本方針を、FRI編②では教科学習へのつなげ方をお話しました。
今回は、FRI(流動性推理)が低い子への指導で私が実際に使っている教材を紹介します。

「結局、何を使えばいいの?」
が、あなたの知りたいことだと思うから。

本記事を読むことで、

FRI(流動性推理)が低い子への通級指導に使う教材と、その使い方

が分かります。

紹介する教材は3つ。

  • ピグリ「系列」
  • 計算が苦手な子どもへの〈算数〉支援ワーク 1・2
  • 教材工房”なかお”の数概念プリント(無料)

それぞれ、選んだ理由・使い方・子どもの変化までお伝えしますね!

まずは1つ目‼️

ピグリは、認知能力の向上を目的とした教材シリーズです。
その中の「系列」という課題を使っています。

1回の指導で使う枚数は(その子の実態によるけど)3〜4枚、時間にして約5分

WISCの「行列推理」に近い認知トレーニングができる教材として、ピグリはほぼ唯一の選択肢だと感じています。
代替教材を探したこともあります。でも「これ」というものは見当たりませんでした。
だからこそ、ピグリを使い続けています。
(※もし、「こんな教材もあるよ!」とご存知の方がおられたら、ぜひ教えてください🙇‍♂️)

「最低難易度から始めて、できたら上げる」が基本ではあるけれど。
私が心がけているのは、難易度が「低→低→中→高」のように組み合わせること
一度に難しくするのではなく、やさしい問題と難しい問題を混ぜながら、トータルで少しずつ難易度が上がっていくイメージです。
こうすると、無理なく子どもの力を高めていくことができます。

最初は「どうしていいか分からない」という表情をする子が多いです。
でも、分かるようになってくると変わります。
楽しそうに取り組むようになるんですよ。

そして、私が「なぜこれを選んだんですか?」と聞いたとき、端的で順序だった説明ができるようになってきます。
これは嬉しい変化です。

ただ、ピグリで指導していても、学級適応につながっているかどうかが分からない、というのが私の本音です…。
ここは、今でも悩んでいます。

ただ、理解が深まっていることは間違いないです。
何かしら学級で効果がある、と信じてやっています。

2つ目は、これ‼️

タイトルの通り、算数の計算が苦手な子向けの支援ワークです。
「くり上がり・くり下がりのない10までのたし算ひき算」など、数の基礎から丁寧に積み上げていく構成になっています。

私が特にいいなと思うのは、数概念を高める効果があるためです。
単なる計算練習ではなく、数の仕組みへの理解が深まります。

1(※水色の方)から順番に進めます。
1が終わったら2(※黄色の方)へ。

1回の指導で使う枚数は2〜10枚(その子の実態によりますが…)。
後述の「なかおプリント」とミックスしながら進めることもあります。

時間にして約5分を目安にしています。

1周指導し終えたら、大抵は2周目に入ります。
その時、気づくことがあります。

「あれ? 1周目はもっと間違えたり時間がかかったりしていたよね。めっちゃスムーズになってるやん」という感覚。

また、担任の先生から「最近、算数の授業で理解できることが増えてきた」という話が出たり、実際にテストで正答が増えたりするケースも出てきます。

これが、学級適応につながっているという実感です。
これも嬉しいですね〜🙂

教材工房”なかお”は、無料で使えるサイトです。

私はその中の数概念に関するプリントを使っています。
算数支援ワークとミックスして使うことで、繰り返しと変化を組み合わせた指導ができます。

リンクを貼っているので、ぜひ活用してみてください。

この記事で紹介した3つです。
 ①ピグリ「系列」
 ②計算が苦手な子どもへの〈算数〉支援ワーク 1・2
 ③教材工房”なかお”の数概念プリント

この3つは、私が実際に使い続けている教材です。
規則性を発見する力を高める市販教材はほぼピグリのみ(じゃないかと思います)。
算数支援ワークとなかおは数概念を高め、学級での算数理解にも確実につながります。

正直に言うと、学級適応への効果がどれほどあるかは今もはっきり分かりません。
ただ、子どもが「分かるようになる」過程は確かにあります。
端的で順序だった説明ができるようになるなど、子どもの変化は見えてくる。
それを信じてやり続けることが大事だと考えています。

週1回の頻度なら、早くて半年、基本は1年くらい見ておいてください。
2周目に入ったときにスムーズさが増し、担任から「算数の理解が増えた」と言われたり、テストの正答が増えたりするケースが出てきます。
長い目でその子の変化・成長を見る・見つけることが大切です。

今回は、FRI(流動性推理)が低い子への通級指導で使っている教材を3つ紹介しました。

算数支援ワークとなかおプリントは、確実に効果が出ます
学級適応にもつながります。
ただし時間がかかる。
週1回の頻度なら、早くて半年、基本は1年くらいを見ておいてください。

あらかじめそう分かっていたら、途中で「これでいいのか」と迷わずに済むでしょう?
こういう「目安」を知らないから、「この教材、使えねーな…」とか誤解したまま、さまよっていくわけですよ笑

一方、ピグリについては私自身まだ答えが出ていません。
ごめんなさい💦
学級適応への効果が見えにくい。
だけど、子どもが分かるようになっていく過程は確かにある。
それを信じて、続けています。

次回【FRI編④】では、FRIが低い子への「新奇場面につなげる指導」についてお話します。

大丈夫!
一緒に頑張っていきましょう😊

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