こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂
あ、そうそう。
きっとあなたは覚えていると思うけど。
今年度、私は異動したんですよ。
あなたはちゃんと覚えていましたよね笑??
で、異動してどうなんって話。
結論。
ありがたい職場です🙂
子どものこと・学校全体のことを考えて行動したら、ちゃんとフィードバックがある環境。
直接のフィードバックがなくても、「動いてくれて助かるな〜」という雰囲気がある環境。
職員室もにぎやかで、放課後は笑い声やツッコミがよく聞こえてくる。
結論。
ほんま異動になって良かった笑
環境って大事やね。
通級担当である私たちは、通級に学びに来ている子たちにとって良い環境=先生・大人でありたいですよね。
これは真面目な話。
そのために、日々ほんのちょっとでいいから努力して、賢くなって、前進していきたいですね。
さて。
VCI(言語理解)・VSI(視空間)・FRI(流動性推理)・WMI(ワーキングメモリー)と続いてきて、今回からはPSI(処理速度)が低い子への通級指導シリーズです。
ついに、WISCの5つの指標の最後‼️
イェーイ‼️
長かったけど、ここまで来たぜっ‼️
先に言っときます。
このPSI編、WISCシリーズの中では一番「明るい」内容になります。
なぜか?
PSI(処理速度)は、通級で伸ばせて、学級での変化が出るからです。
本記事を読むことで、
PSI(処理速度)が低い子に、通級でどんな指導をすればいいのか?
が分かります。
結論から言うと、PSI(処理速度)は学習で必要な「作業する力」。
ここが低い子は、板書を写したり、テストを解いたり…という”作業”に、人一倍時間がかかります。
でも、安心してください。
PSI(処理速度)は、通級で確実に伸ばせます。
学級で「いつの間にかノートが書けるようになってた」といった目に見える変化が出やすいんです。
本記事では、PSIとは何か、学級でどんな困りに出るか、通級でどう方針を立てるかをお話しします。
では、内容に入っていきましょう!
PSI(処理速度)って、どんな力?
一言で言うなら、PSI(処理速度)は、学習で必要な「作業する力」です。
学習って、考える力だけじゃないです。
思考するだけで良かったら黒板とかノートいらんやん笑
学習時は、黒板を見て、ノートに写す。
問題を読んで、答えを書く。
プリントの空欄を次々に埋めていく。
こういう作業が必ずあります。
この作業を、一定のスピードで・正確にこなす力。
それがPSI(処理速度)です。
机に向かっている時間の、けっこうな割合がこの”作業”で占められている…と考えたら、PSIの大切さが分かってもらえると思います。
学級では、こんな困りとして現れる
PSIが低い子の困りは、教室では「遅さ」として見えることが多いです。
あなたの教室にも、こんな子はいませんか?
- 板書を写すのが遅い。写しきる前に、黒板が消される。
- テストやプリントが時間内に終わらない。理解しているのに、最後まで到達できない。
- 作業がいつも最後。みんなが次に進んでいるのに、まだ書いている。
- 丁寧にやると遅い/速くやると雑。の二択になりがち。
- 写すこと自体に力を取られて、肝心の内容理解まで届かない。
これらは、「やる気がない」「ダラダラやっている」ように見えて、実は「作業する力」が弱いから起きているんです。(※もちろん、PSIの低さだけで説明してはいけないし、断定もしてはいけません)
その場合、急かしても叱っても、速くはなりません。
だって、作業する力そのものが低いんだから。
この見方ができるかどうかが、通級でどんな指導をするかの第一歩です。
下位検査は「符号」と「記号探し」
PSIの下位検査は2つあります。
- 符号:見本を見ながら、対応する記号を素早く書いていく課題。
「見て・写して・書く」スピードを見ます。 - 記号探し:示された記号が並びの中にあるかを、素早く見つける課題。
「見比べて・探して・判断する」スピードを見ます。
ざっくり言うと、符号は「書く」寄り、記号探しは「探す」寄りかなと。
このシリーズでは、②③で「符号」、④⑤で「記号探し」をそれぞれ指導と教材に分けて扱っていきます。
分けては書くんですけど、一緒に指導することも多いですね。
基本スタンス──PSIは「高まりやすい」
ここが、このシリーズで一番伝えたいところ‼️
これまでのVCI・VSI・FRI・WMI編でも、私は「通級で力は伸びる」とお話ししてきました。
でも、学級での般化については、「見えにくい」「言い切れない」と正直に保留してきた部分も結構あるんですよ。
WMIなんて、「そもそも大きく伸ばすのは難しい」と書いたくらい。
でも、PSIは違う。
PSIは、通級で確実に伸ばせます。断言できます。
「最近、ノート書くの速くなった気がする」
「あの子、最近はみんなと同じくらいのスピードで写せてますよ」
こういった担任からの嬉しい報告が、早ければ2ヶ月くらいで出てくる。
(※もちろん2ヶ月は最速の場合。通常は半年くらいやれば効果が見えてきます)
こういう学級適応を出しやすい。
「で、通級で具体的に何をするの?」
それは、次回【PSI編②】でお話ししますね☝️
よくある質問(FAQ)
Q. PSI(処理速度)って、何ですか?
私は「学習で必要な”作業する力”」と考えています。
黒板を写す、問題を解く、プリントを埋める…そういう”作業”を、一定のスピードで正確にこなす力です。
ここが弱いと、分かっていても作業が終わらない、という困りが出ます。
Q. PSIは、通級で高められますか?
はい、高められます。
断言できます。
私の経験上、PSIは通級で一番伸ばしやすい力だと思っています。
しかも、「いつの間にか学級でノートが書けるようになっていた」というふうに、般化=学級適応まで見えやすいのが特徴です。
Q. 符号と記号探し、どちらを見ればいいですか?
基本は、両方を一緒に伸ばしていくイメージで大丈夫です。
ただし、どちらかが極端に低ければ、符号なら”書く”、記号探しなら”探す”の指導に重心を置きます。
具体的な指導は②以降でお話しします。
まとめ
- PSIは「学習で必要な”作業する力”」。
弱いと、分かっていても作業が終わらない(=やる気の問題ではない) - 困りは教室で「遅さ」として現れる(板書・テスト・作業がいつも最後…)
- 下位検査は「符号」(書く寄り)と「記号探し」(探す寄り)。
ただし私は一緒に指導することも多い - PSIは、「通級で確実に伸ばせる」。
だから、般化=学級適応を出しやすい
次回【PSI編②】では、「符号」が低い子への具体的な指導に入っていきます。
WISCシリーズも、ついに最後のPSI編。
ここまで書き続けてこられたのは、読んでくれているあなたがいるからです。
ほんとに、ありがとう✨️
少しでもあなたの役に立てていれば嬉しいです。
大丈夫!
一緒に頑張っていきましょう😊
📚 関連記事
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- 流動性推理(FRI)が低い子へ →「WISC:FRI(流動性推理)が低い子への通級指導|基本的な考え方と方針【FRI編①】」
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- 言語理解(VCI)が低い子へ →「WISC:VCI(言語理解)が低い子への通級指導|基本的な考え方と方針【VCI編①】」
- 「符号」が低い子への指導 →「WISC:PSI(処理速度)の「符号」が低い子への通級指導|具体的なアプローチ【PSI編②】」
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