こんにちは‼️
通級担当として、10年以上・100人以上の指導歴がある「ねこもみじ」です🙂
暑くなってきましたね〜💦
最近はエアコンが設置されたから、昔ほどはしんどくなくなりましたが。
エアコンなかった時って、扇風機だけやったもんね。
全力で回しても、熱風がくるだけっていう笑
宿題の丸付けしてたら汗がしたたり落ちてきたりとか、腕にプリントが張り付いたりとか。
あなたもこういう経験ある⁉️
あるとしたら、私と同年代かそれより上な気がします。
そう思えば、快適に仕事ができるようになってきたよね〜。
体育館とかは地獄やけど🤣
はやく体育館にもエアコンがついてほしいな〜。
さて。
全く関係のない話が入りました笑
今回の内容に全然関係ありませんっ!
【WMI編①】では基本方針を、【WMI編②】では「数唱」の指導を、【WMI編③】では数唱を支える教材を紹介してきました。
今回は、もう一つのワーキングメモリー、「絵のスパン」が低い子への指導です。
本記事を読むことで、
絵のスパン(視覚的短期記憶)が低い子に、私が通級でやっている指導と、その考え方・子どもの変化
が分かります。
結論から言うと、私は神経衰弱を中心に、「見て覚える」を楽しみながら鍛えています。
ただし、これ“だけ”では足りません。
視機能(目の動き)や視覚探査(見た情報の素早い処理)の指導と並行して、総合的に育てていきます。
では、内容に入っていきましょう!
そもそも「絵のスパン」って?
黒板を見る。
ノートに目を移す。
……あれ、何だっけ?
また黒板を見上げる。
ノートに目を移す。
……あれ、何だっけ?
の繰り返し。
板書を写すのに、人一倍時間がかかる子がいます。
絵のスパンは、見た情報を数秒〜1分くらい、短く覚えておく力(視覚的短期記憶)です。
ここが弱いと、さっきのような困難さが出ます。
また、以下のような場面でもつまずきます。
- 板書を覚えて写す
- 問題文を覚えて、答えを探す
- 小黒板の連絡事項を、連絡帳に写す
数唱との違いはシンプルです。
数唱は「聞いて覚える力」。
絵のスパンは「見て覚える力」。
入り口が、耳か目か、ですね。
通級でやっていること:神経衰弱
「あ〜!そこか〜!先生、覚えてなかったわ〜!」
私がわざと負けると、子どもはちょっと得意げです。
「今日も勝ったわ」と笑
私が一番よく使うのは、神経衰弱。
理由は単純で、子どもが楽しめるから。
楽しみながら、視覚的短期記憶を高めることができるから。
やっぱり楽しい方がいいですよね。
進め方と調整は、こんな感じです。
- 1回3〜5分くらい。
- 難易度は、カードの枚数と「ペアの組数」で調整。
最初は同じ数字を2組ずつ(例:ハートのA・スペードのA)用意して当てやすく。
慣れてきたら組数や枚数を減らして、負荷を上げます。 - 声かけは、とにかく「見て覚えた」ことを返す。
「よく覚えてるね〜」「見て覚えててすごいなぁ」など。 - つまずいていそうなら、私がわざと間違える。
「あ〜、そこか〜!」と。
ポイントは、勝たせること“そのもの”より、「見て覚えられている自分」に気づかせること。
だから私は、けっこう演じます😏
子どもの変化
「先生、今日ノートに全部書けた!」
4月から通級での指導を開始して、10回。
ある子が、担任に嬉しそうに報告したそうです😊
視覚的短期記憶が高まっていることを裏付けるエピソードです。
通級での指導を続けていくと、板書をある程度覚えて写せる量が増えていきます。
これは間違いないです。
学級適応が高まったことを目で見て確認できるから、学級担任も嬉しい✨️
一方で…。
家庭でどう変わるかは、見えにくいのが実際です。
学級での「板書が写せた」も嬉しい報告として届くことはありますが、どこまで般化しているかを言い切るのは難しいところです。
ここは、まだ言い切れない部分ですね。
神経衰弱“だけ”では足りない
誤解を招きそうなので、強めに言っておきます。
神経衰弱“だけ”で視覚的短期記憶は伸ばせません。
並行して、
- 視機能(目の動き=ビジョントレーニング系)
- 視覚探査(見て探す・書き写す)
の指導も組み合わせることで、効果を高めることができます。
これらの指導を3ヶ月〜半年程度継続する。
そうすると、先述したような「先生、今日ノート全部書けた!」につなげていけます。
「見て覚える」は、総合的に育てる。
(具体的な教材は、次回【WMI編⑤】で詳しく紹介します。)
覚えておいて、損はないですよ☝️
よくある質問(FAQ)
Q. 神経衰弱だけで、本当に伸びますか?
伸びません。
“だけ”では難しいです。
視機能や視覚探査の指導を並行して行うことで、効果を高められます。
Q. 家庭でもできますか?
できます。
ただし“遊び”として。
これが重要です。
保護者が神経衰弱を一緒に「楽しむ」くらいが、ちょうどいい。
逆に、プリントを“学習”として家でやらせるのはオススメしません。
親子だとつい力が入って、イライラ…「楽しくない」になりがちだからです。
「学ぶことは楽しい」。
そこは、家でも崩したくないですね😊
Q. 数唱の指導と何が違いますか?
聞いて記憶する力(数唱)か、見て記憶する力(絵のスパン)か。
その違いです。
Q. どのくらいで効果が出ますか?
視機能や視覚探査の指導と並行した場合。
だいたい3ヶ月〜半年。
ひとつの目安にしてみてください。
まとめ
絵のスパン(視覚的短期記憶)の指導で、私が大事にしているのは3つ。
- 楽しみながら(神経衰弱で)
- 演じて、有能感を育てる(わざと間違える)
- 単独でなく、総合的に(視機能・視覚探査と並行)
見て覚えるのが苦手でも、「できた」を積めば、その子は課題に取り組み続けます。
苦手を「できるようになりたい」気持ちは、子どもであれば誰でも持っています。
通級で学ぶ子たちは、その気持がより強い。
私はそう確信しています。
その気持ちに、本気で付き合う。
そこはぶれずに、今日も指導します💪
あなたも一緒に、ぶれずに指導しましょうね。
次回【WMI編⑤】(近日公開予定)では、絵のスパンを支える教材を紹介します。
大丈夫!
一緒に頑張っていきましょう😊
📚 関連記事
- WMIの基本方針 →「WISC:WMI(ワーキングメモリー)が低い子への通級指導|基本的な考え方と方針【WMI編①】」
- 数唱が低い子への指導 →「WISC:WMI(ワーキングメモリー)が低い子への通級指導|「数唱」が低い子への指導【WMI編②】」
- 数唱の教材 →「WISC:WMI(ワーキングメモリー)の「数唱」が低い子への通級指導|オススメ教材2選【WMI編③】」
- 絵のスパンの教材(近日公開予定)→「【WMI編⑤】」
- 視空間(VSI)が低い子へ →「WISC:VSI(視空間)が低い子への通級指導|基本的な考え方と方針【VSI編①】」
- 流動性推理(FRI)が低い子へ →「WISC:FRI(流動性推理)が低い子への通級指導|基本的な考え方と方針【FRI編①】」
- 言語理解(VCI)が低い子へ →「WISC:VCI(言語理解)が低い子への通級指導|基本的な考え方と方針【VCI編①】」
- 筆者について →「プロフィール」


コメント